放送大学の高橋先生は、いい研究をしている、on last Saturday 、第二次大戦後、
「ユダヤの人々が パレスチナの地に入植しました 長年の悲願がかなえられたと報道されています」
まるでだれもいなかった土地であるかのような伝えられかただ、ところが、
「ここには 70万人のパレスチナ人が いたのです」
ありとあらゆる方法で彼らは追い払われた、言語を絶する苦難の放浪生活、野宿のテントに入りきれない、そこで、
「上半身だけテントの中に入れ 下半身はテントの外に出していたんです」
これが、少年テロリストの背景だろうか、この国のインテリのキレイゴトが通用しない世界なのだ。
ずいぶんひどいことをした、こうしたことから目を背(そむ)けさせるために、繰り返し繰り返しナチス・ドイツを取り上げるのかもしれない、ところで、この一連の経過を映したフィルムが見当たらない。
「もちろん 多くのカメラマン・ジャーナリストが取材していた」
ところが、
「飛行場を出て調べてみると ゼーンブ消えていたんです」
強力なエックス線が照射されたんだろう、しかし、一本も残っていないとは、なんという徹底的なやり方ではないか、彼らを敵に回したらどういう目にあうかだ。
ともあれ、こうした事情で、この一連のプロセスを記録したフィルムが存在しないという、久しぶりにいい講義を受けた。