Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オルトフォン T30MKⅡトランスの内部

2011年09月06日 | ピュアオーディオ

昨日内部配線を交換した「SPU専用(3Ω)MCトランス」を、夜自宅で楽しみました。幾分軽い質感ですが、配線の交換後「見通し」が非常に良くなっています。交換前の「雑味」の有るサウンドがなくなりました。透明感と周波数レンジの拡大で、低域側のエネルギー感が増え、高域側は何処までも伸びている様な印象になりました。

Tk34235

このトランスは、トランス自体から細い直出し配線が出ていて、それが中継ターミナルに接続されています。その中継ターミナル(ラグ端子)からRCAソケットまでが一般のケーブルで半田付けされていました。この中継ターミナル~RCAソケット間の配線を銀線に交換しました。仕様は「スターシリーズ」です。

Mc30mk21_2

この改善効果に味をしめて、T30MKⅡも同じようにしようと考えていましたが、蓋を開けて内部を見てみると、トランスから直出し配線でRCAソケットに接続して有ります。

Mc30mk21_4

出力側には「抵抗器」が入っています。内部のトランスは意外と小さい様で、そこから直出し配線がRCAソケットまで出ています。このトランスはRCAソケットの交換しか出来ない様です。「直出し配線」の質が悪いので交換すると良いのですが、トランスが取れそうもないので諦める事にしました。しばらく眠らせます。

先に書いた「SPU専用トランス」(ガレージメーカー製)に手を加えただけで、T30MKⅡが簡単に音質で追い抜かれます。価格差を考えると考えさせられます。


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