1分遅れが命取りになる
在来線 途中下車の旅
魚津まで来たのは
うまい水を飲みに来た
からでもなく
蜃気楼を見に来た
からでもなく
地元密着型の
味噌ラーメンとやらに出逢うため
ブラック一色に染まる富山路からの
脱却を図るため
とりあえずの
開店5分後には
ぞろぞろとご来店の
ほぼ満員御礼ってな
並ぶのヤダけど
味噌っていったらココしかないっしょ!!的に
ジモティーに愛されている感
溢れてますわな
その9割がイってそうな
「みそ野菜」ってのがお約束
ということでよろしいか
キタキタキマシタケド
なんというか
見た目が惹くワケでもないし
取り立ててって感じでもないんだけど
一口目でなんとなく分かる
幼年期にスリ込まれちゃうと
ヌケられなくなるような求心性
言うなれば
外食的ママの味
甘スギない麹味噌に
炒めスギずに
茹でスギずに
盛りスギない野菜群
パラパラっとほつれる
小気味よい
中細 微ブラート
見えそで見えないフックってば
炒めの油にあるのか
このバランス感も
外食的ママの味に
一役買っているはずで
他じゃこの安心感 得られないからね!!
ってな
850円という
むしろお高めにも映る
外食的ママの味を求めて
魚津の
すり込まれた人々は
今日もまた集わざるを得ないのでした
いま再び
あの味
思い出してみると
んーと
あんな感じだったかなぁ
そんな感じだったかしら
美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!
そうそう
こんな感じ!!
こんな感じ!!
って
なるんだろね
「3回食べると癖になる」ってな
まさにあのタイプの一軒
地元密着グルメ
として育つのってば
美味さや
ビジュアルや
特異性ってな
多軸な要素もだけど
すり込みに必要な
時間軸的要素がやっぱ重要だよね
なんてのを感じた一杯だったのです