久しぶり。
会いたかったよ。
行くはずだった花火、行けなかったんだってね。
「ザマーミロ。」って思う私、許して。
髪、切ったんだね。
横分けの方がいいのに、前髪、降ろして。
後ろは、ちょっと刈り上げ過ぎかなぁ。
モミアゲは、長めでいいけどね。
あなたは又、お気に入りの女の子のそばに行く。
元彼女は、地味なグレーのチェック。
Rちゃんは、白いTシャツ。
引いてもちょうどいいのは、若くて可愛い子だけ。
私みたいなのは、綺麗な格好して、
足していかなきゃならない。
伸ばしたかった髪を、短くそろえたのも、
ボサボサだったから。
一瞬だけ見てもらえる。
その為に変えていく。
視線も合わせない。
会話も無い。
すれ違う時、「いるね。」って、
存在だけ感じる。
ギリギリだった。
死にそうだった。
みんなが、私をバカにするから、
周りの全てが憎かった。
あなたは薬よ。
いるだけで。
たとえ、それが微量でも、
私を落ち着かせる。
悔しいけど。