ダーリンはいい男

Ｙさんに言ったの。
「勝手な妄想で、あの人の事、ダーリンって呼んでいいかな。」って。

だから最近、そう書いてる。
辛い恋でも、自分でおちょくれば、少しは楽しくなるでしょ。

ダーリンは、いい男なのよ。
若いけど、渋く見えるの。
男らしくて、ドキドキする体つきなの。

私は、その見た目が好きなんだ。
完成された男の中にある、未完成な男。
それがダーリン。

街中歩いてても、駅のホームでも、
ダーリンよりいい男っていないって、本気で思う。
カッコイイ、ダーリン！

大好き！

元彼女は、少年体型でも色気のあるしゃべり方で、モテる女の子。
でも、寂しがりやだから、彼を１人にしてあげられなかった。
私なら、放っておけるわ。

Ｒちゃんは、美人でイイ子。
でも何か、話しててつまんなくない？
私の方が、面白いわ。

でもそんな私を、ダーリンは嫌がるの。
しつこいお姉さんだから。
悲しいね。

思わぬ返事

昼間いない理由を、メールで問うたら、
Ｙさんを通じて、返事してきた。

やっと、あなたに会えた。

Ｙさんの質問も変で、
「何で、今日いるの？」
なんて、聞くもんだから、
「誰かの事を避けてもいないし、勤務変更もしてないですよ。」
と、答えたらしい。

Ｙさんに言えば、私に伝わると思ったのだろうが、
かえってＹさんが、不思議がってしまった。
「私達の話、聞いてたみたいじゃない。」って。

どんな言い方だったのか。
イヤミっぽくか、怒っていたようだったか。

誤解しないでよ、ダーリン。
私はＹさんに、全部話してるわけじゃない。
私がアドレス知ってる事は、秘密。

答えより、何より、
ただ、会いたかっただけ。