ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

損した気分

2013-08-21 09:42:09 | Weblog

5年ぶりに、遠方の知り合いに、会う事になった。
この猛暑で、避難した温泉施設で、ネットが使え、
メールのやりとりをしたのがキッカケだった。

知り合いは、急きょ、家族の代理で、
近日中、こっちに出て来て、2、3日観光すると言う。
ニアミスで終わると思ったら、会うのが可能な日程だった。

天気が、運命を左右する事もあるのだ。

ここのところ、古くからの友人とは、約束をしていても、
相手に用事ができて、キャンセルされる事が、続いていた。
でも彼女らは、「今度、いつにする?」とは、言ってこない。

しゃべりたいのは、きっと、私だけなのだ。
そう感じてしまうと、会う気も失せる。

海外にいる友人は、帰国するたびに、連絡をくれるが、
それは、その時を逃すと、会えないからだろう。

よって、圏内の友人とは、永遠の別れかもしれず、
圏外の友人の近況は、意外にも、知れるところとなる。

段取りバカ

合理的な私は、知り合いの日程から逆算して、
一番早く会える場所と、しゃべる時間を設定した。

大人になってから、文通で知り合い、
会うのは二度目。
まだ、気も遣う。
何か、お土産を渡した方がいいか。

「ぜひ、アレを。」すぐに思いついた。
あの人の元カノも持っている、高級デリカショップのミニトート。

それを買いに行った日、
待ち合せの時間帯の暑さと、レストランの混雑が、
ハンパじゃない事が分かった。
下見しないで会っていたら、
ウロウロして、汗ダクになるところだった。

知り合いは、娘を同伴している。
その子に何も無しというのも、体裁が悪い。
ああ、出費がかさむ。
かと言って、イミの無い菓子折1つにするのは、嫌だった。

こうなったら、貧乏人の意地である。

職場で、普段、口もきかないオッサン達に、
娘の趣味を聞いたり、
買い物中の、現役世代に声をかけたりして、決めた。

イヤリング

アクセサリーショップの店員にも、相談した。
その世代は、思ったより、地味な物を買っていくらしい。

私は、6年前のハガキで見た、彼女のイメージから
1.5cmほどの黄色い花の真ん中に、
水色のラインストーンがついている、イヤリングを選んだ。
店員も私も、「自分がもらっても嬉しい。」で、決まり。

当日、私が指定した、涼しい待ち合せ場所で、
知り合いと顔を合わせたのが、約束の時間ジャスト!!
私は、時計を見て、ドヤ顔をした。

めぼしをつけていたファミレスに入り、
話も後半、お土産を渡した。

知り合いは、「嬉しい。」と言ってくれたが、
トートバッグのセレブなイメージは、あまり伝わらなかった様子。
かたや、イヤリングを見た、おとなしい彼女は、
「可愛い!」と、小さく叫んだ。

悪魔のつぶやき

正直、私は、数日前、汗ダクになりながら下見をし、
2人のお土産代に、3000円も使った事に、イライラしていた。
それほど親しくない相手と、小1時間、会ってしゃべるだけなのに、
ここまでするべきか?

待ち合せなんて、着いてから電話すればいい。
食事なんて、何だっていい。
手ブラだって、かまわんだろう。

でも、若い頃、こんな事があった。
同じ年の親しい友人と、パーティーに出て、クジ引きをした。
私は当たったが、友人は当たらなかった。

帰りに友人は、すごく不機嫌になった。
そういう、大人気ない子もいるのだ。
なぜか、その時の記憶がよみがえった。

結果、反応は、イヤリングをあげた、
彼女の方が良かったが、
単に、「大人気ある」だけだったのかもしれない。(笑)

私は、自分が食べた分だけの小銭を、
テーブルの上に置いた。
もう、これ以上は出せない。
それが、本音だった。

全力姉さん

「歩くの速い。」と言われながらも、
2人を、改札まで見送った後、私は、やっと一息ついた。
こんな小さな女子会を、プロデュースするのにも、
疲れはてている。

デジカメ写真を、即日プリントして、次の日には発送。
これで、完了。

まるで、仕事だ。
知り合いに会う事が、「接待」になってしまっている。

相手に、何かするという事は、全て自己満足だ。
イライラするくらいなら、最初から止めてしまえ。
分かってはいるけれど、何だか損した気分

親バカ

パーティーのクジ引きで、
不機嫌になった友人が、子供を産んだ時、
ダンナが、ウチの留守電に、
病院の名前まで、告げて残した。

お祝いを贈るつもりではいたが、
まさか赤ん坊を、見に行くとは思わなかった。

しかし、ダンナの口調には、有無を言わせぬ勢いがあった。
今でも、「本当は、行きたくなかったのに。」と思っている。(笑)

大人気ないお願い

私は、友人の家族など、全く興味ありません。
私は、自分のセンスを、ひけらかしたいだけで、
セレブじゃないんです。
貧乏なんです。

わずかな友人達よ、どうか今後は、
手ブラで、割カンで、2人だけで、お会いしましょう。

これ以上、私を、損した気分にさせないで。(笑)

 

 

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2 コメント

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tamaさんへ (のーぶる)
2013-09-19 09:47:33
わっ、びっくりした!

ご訪問、ありがとうございました。

最近、書いているものは、文章も内容も、攻撃的なので、もう、コメントはつかないと思っていました。(笑)

でも、話題のワードを使用していない時でも、毎回、数十のIPがあるので、嫌なもの見たさで、読んでくださっている方がいるのかも、と思っていました。

本当に、ありがとうございます。

これからも、人が言いにくい事、本末転倒な事への怒り、どうでもいいプライベートなど、他人を無視して書きたいと思います。(笑)

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わかる!! (tama)
2013-08-24 08:58:08
のーぶるさんのブログを読む度いつもうなずいてます。
読み始めて1年ぐらいになりますが、のーぶるさんの人として潔癖と言うか、真面目で損しやすいけど美学を持ってる生き方が好きです。偽善的なモノが嫌いな所もわかるなぁ。

私も妙な所に律儀と言うか気を回し過ぎる所があって、よく空回りするのでで今回の友人の親子さんへのエピソードは痛いぐらいわかります(笑)
確かに友達と会って話したいだけなのに子連れは気を遣いますよね。(なるべく連れて来ないでほしい)

いずれにいせよ価値観の合う人に出会うのって難しいですよね。

PS:イヤリングをもらったお嬢さんは絶対忘れないと思いますよ。お菓子をもらう事はあってもアクセサリーをもらう事ってあまりないと思うし。オシャレしに興味持ち始めた年頃だったらアイテムが増える事自体、絶対嬉しいはず。

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