昨年、奥さんを病気で亡くした、近所のおじさんが、
奥さんの実兄の話をしてくれた。
東大卒のエリートで、銀行のお偉いさんだったらしいけど、
12月の、とても暖かい日に、マフラーをして家を出て、
自宅が近いので、マフラーを置きに戻ったんだって。
その後、車のすきまを通って、車道に出たら、
2人乗りのバイクと衝突して、亡くなったんだと。
置きに戻った分、あわてたのだろうか。
残された家族は、暖かい12月を恨んだろうか。
奥さんが亡くなって、会話が減ったせいか、
おじさんは、思い出話を色々聞かせてくれて、
奥さんに言われたメモを、私に見せて、
会費を預けて行った。
どんな事で命が終わるか、分からんもんだね。
死ぬと分かって、あれこれ教えておくのも悲しいもんだが。
生きるなんて、ただの修行だね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます