「ボヘミアン・ラプソディ」を観た。
私は当時、クイーンを聴いていたわけではないが、曲は知っている。
友人には、熱狂的なファンがいた。
その友人は、この映画が始まった時、なぜかすぐに観に行かず、
しばらくして、「何度も行っている。」と報告してきた。
それを知った私は、懐かしさもあり、感想を共有したくて、
終わりそうな頃に、あわてて観に行った。
彼女に、「観たよ。感想は又。」とメールしたら、
「感想はけっこう。人それぞれなので。というか、聞くのが恐い。」
「え、何で?」
人や物事に、完全否定、完全肯定など、ありえない。
そんなの、かえって胡散臭い。
私は、色んなところを観てるのだ。
しかし、彼女は決めつけた。
私が、ネガティブな事を言うと。
「手紙を書くつもりだったけど、止めとく。」
「ごめん。ポジティブな事なら歓迎。」
そうか。
彼女にとって、クイーンは聖域なのだ。
学生時代、もの静かで、聞き役だった彼女が今、
自分の考えを言っているのだ。
スルーできない。
こちらが、好意的に言った事でも、
何が、彼女を傷つけるか分からない。
そして何より、
ウザがられるのが恐い。
私は、これを感じると、もう人と話したくなくなる。
確かに、他人の意見など、聞きたくない人だっているだろう。
しかし私は、相手の好みや苦手、考えを知る事は、
上手く付き合っていく為の、情報収集だと思っている。
彼女が悪いのではないが、興ざめした。
そして、ひたすら淋しかった。
私は、彼女に、手紙を出すのを止めた。
私の感想
ラミ・マレックの歯、あれは自前なのか?
何だか、セリフが言いにくそうだったが。
フレディに似させる為に、デッ歯を入れていたなら、
止めた方がいいと思った。
最初に出て来た時は、マイケル・ジャクソンかと思ったよ。
ラミの、あの演技は、上手いのか?
学生時代から晩年まで、ずっと好青年に見えてしまった。
追随を許さない歌唱で魅了したフレディは、
もっと、イッちゃってる感がある人だと思ってたんだが、
他のメンバーの方が、よっぽどロッカーに見えた。
部屋着が着物風だったのは、親日家だからか?
フレディは、レディー・ガガとかぶるな、と思った。
ピアノの弾き語りしている横顔なんか、
見た目は違っても、表情、魂が、似ている気がした。
彼は、ソロじゃない。
あくまで、バンドのボーカルだから良いのだ。
しかし、「ボヘミアン・ラプソディ」の出だしは、
あんな内容を歌っていたんだね。
知らなかった。(汗)
ファンじゃなくても、歌を、もっと聴きたかった。
いっその事、ドキュメンタリー映画で良かった。
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