ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

エスカレーターの正しいケンカ法

2013-01-24 14:07:55 | Weblog

日本人は、エスカレーターに乗る時、
セッカチに歩く人を優先させ、
関東では左側、関西では右側に寄るのが、習慣のようだ。

しかし今日、この余計な気配りが、
自分勝手な人間を増長させる、
諸悪の根源になっている。

かつて、フリーペーパーのコラムで、
ライターが、エスカレーター協会に対し、
「左に寄るのと、右に寄るのと、どちらが正しいマナーなんでしょう?」
と、問い合わせたところ、
「エスカレーターは、歩くものではございません。」
という回答だったと、書いていた。

当然だろう!

私も以前は、左に寄ったり、右を歩いたりしていた事もある。
でも、歩く時は、申し訳ないという気持ちを持って、声をかけるし、
たとえ前が詰まっても、本来、それが正しい利用方法なので、
イライラせずに、自分も止まる。

ところが今や、エスカレーターでは、左側に行列ができ、
カートを持った年寄りが、列に入れず、立ち往生していたり、
しかたなく、右側に行き、歩いて上るのを、
強いられている姿を、目にする。

子供の手を取る母親にぶつかって、
何も言わずに、抜かして行く、若い女もいる。

スーパーや駅で、
「歩かないで下さい。」「2列になって下さい。」
と書かれていても、
人は、他人と同じ事をやりたがる。

待ってました!

男は、イラッとした口調で、「すみません!」と言った。
私は、右手に持っていたバッグを寄せて、隙間を作った。

通り抜けた男は、気に入らなかったのか、
振り向き様に、私を罵倒した。

武井壮を、待ち受け画面にしていた私は、
最近、よけい強気になっていた。

「エスカレーターを歩くのが、当たり前だと思わないで下さい。」

スタミナが無いので、冷静な言い方になってしまった。

男は、私の腕を掴み、すごんだ。
恐怖も感じないほど、私は疲れていた。

「エスカレーターの所有者の前で、話し合いますか?」

男は更に怒り、看板持ちのおじさんが、止めに入った。

その後、いったん、進行方向へ行ってしまったが、
私が、看板持ちのおじさんを相手に、グチっていると、
2回も、戻って来た。
しつこい男だ。

そして、関西なまりで、脅してきた。

「おまえ、殺されると思ってねぇだろ。次、会ったら殺すぞ!」

次って、何だ?
次って、いつだ?

私は、その男の、
丸くてちっこい目を、ずっと見ていた。

(あんた、恐くない顔だから、ナメられたくないって、いつも思ってんだろ。)

「警察を呼びますよ。」
私が、そう言うと、
男は怒りながら、なぜか、逆方向へ戻るように、
エスカレーターを上って行った。

ナイフでも買って、戻って来るかもしれないと思ったので、
その場で、110番した。

若い警官は、
最初から、左に寄っておけばいいものを、と言いたげに、
メモを取っていた。

「似顔絵も、描けますよ。」
私は、面倒くさそうな警官の、ノートを奪い取り、
イラストを描いてやった。

30代、中肉中背、スポーツ刈、黒いコート。
口の悪さを除けば、普通のサラリーマンだ。

チンピラでも、女は殴れないというプライドがあったのか、
掴まれた腕は、痛くもなかった。

男は、戻って来なかった。

イライラする

おまえ、人見て、もの言ってんだろ。

相手が、レイザーラモンHGみたいな見た目だったら、
同じ事、言ってたか?

白鵬だったら、どうする?
もっとも、彼は、
左にも右にも、寄れないだろうが。(笑)

私はね、エスカレーターに乗る時は、
いつも、イライラしてんの。

誰か、ケンカ売って来ないかなぁと思って、
わざと、真ん中に立ってんだよ!

人の事、殺すって言うからには、
自分も、殺される覚悟、できてんだろうな。
おまえが、私を殺したら、
家族が、おまえを殺しに行くぞ。

品の良いヴァンパイアも、
家族が首をバキッともがれて、体を焼かれると、
相手を同じ目に合わす。

映画「トワイライト」の最終章は、
やはり、残酷な戦闘シーンが出てきたが、
それが実は、アリスが超能力で、ヴォルトゥーリに見せた、
仮想の未来だった、というオチだった。
なるほど。

守るものなんて無い

昨年、家族が、不当解雇された。
法にのっとって、相手が損する事になった。
ザマーミロ。

金も無い。
楽しみも無い。
こっちは、守るものなんて無いんだよ。

私は、暴言、暴力で、人を脅す奴が、大嫌い。

武井壮の、猛獣の倒し方を、人間に適用せねばなるまい。
マジ、格闘技でも、習おうかと思った。

かつて、須藤元気は、
メンタルを鍛える為に、格闘家になったと言っていた。
本来、彼は、体育会系ではなく、
芸術系、文系な人間だと思う。

後日、近所の交番に、立ち寄った。
若い女子警官が出て来たので、2~3の質問をした。

護身用のナイフは、NG。
調書に書くので、先に殴った方が不利。
刃物用のプロテクターは、どこで売っているのかと尋ねたら、
分からないと言われた。

「私の事、頭おかしいと思ってるでしょ?」

女子警官は、否定したが、明らかに困惑していた。

警察なんか、当てにしていない。
一通り話して、気が済んだので、交番を後にした。

上回る危ない人達

職場で、血の気の多そうな男の人に、この話をしたら、
恐喝まがいの、合法的示談を、指南された。(笑)
(彼の方が、プロテクターについて詳しかった。)

でもそれは、私には、できそうもないし、面倒くさい。

私はただ、
自分の意見を聞いてくれる、口ゲンカの相手を、
探していただけだ。
それぐらい、しゃべる相手がいなくて、ストレスになっていた。

だからって、何でもかんでも、避けない訳ではない。
むしろ普段は、他人に触れないように、気を付けている。
体がぶつかったら、ちゃんと謝るし。

広い歩道の向こうから、おじいさんが、
一輪車に乗って、走って来た。
「おお、すげぇ。」と思い、すぐに避けたよ。
違うイミで、恐い。(笑)

先日、本当のキチガイに、出会った。

私が座っていた、電車の車両に、
20代の青年が、500mlのビールを片手に、
怒鳴りながら、乗って来た。

えらい剣幕で、車両の連結部分を、思い切り蹴飛ばし、
連結部品に向かって、「バカにしてんのか!」と叫んでいた。

私は、青年の背中を見ながら、
手に持っていた長傘を、ギュッと握りしめた。
心臓が、ドキドキしていた。

降りる駅で、私が立ち上がったら、
その青年も、ドアに近づいて来た。

暴れていたわりには、ビールをこぼしてはいなかったし、
なぜか、ドアが開くのを、静かに待っていた。

ホームに降りてから、青年の顔を見たら、
完全に、目がイッていた。

同じ精神病でも、
笑いながら、イミ不明の事を言っている分にはいいが、
あんな風だと、本当に、人を殺しかねない。
ああいう場合は、本当は、すぐに逃げた方がいい。

生きる瞬間 死ぬタイミング

私が生きているのは、私が決めている事じゃない。

人の「生き死に」は、
天から、目に見えない、大きな手が伸びて、
「おまえは、まだ早い。」と、
命を振り分けているのだと思っている。

だから、ケンカして殺されたら、それまでだ。

その時は、クールポコの口調で、
「やっちまったなぁ~。」と、言ってくれ。

 

 

 

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