諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

結婚相談所からの電話。その1

2022年09月28日 16時13分15秒 | 出来事
もう20年くらい前からですが、私の家に色々な結婚相談所から電話がかかってきます。年に2~3度のペースで。

父か母が「長男が独身だ」とか言ったのだと思います。それで定期的に電話がかかってくる。

相手は年配の女性。口八丁手八丁、百戦錬磨のヤリ手です。私を結婚へと誘います。

しかし、私は元東京BJ。総会屋系の経済誌で編集記者をしていました。実は結婚ビジネスの特集記事を書いた事もあるのです。結構、結婚に詳しいのですよ。結婚した事は無いですが。

さて、結婚適齢期は何歳なのか。私は20歳前後だと実感してたいます。その年代だと女性は愛情を最優先しますので。

私が上京して株の業界紙で整理記者を始めたのは26歳の時の話です。整理部の隣は4人の庶務課の女性が机を並べていました。そこで仕事をしている振りをして色々聞いていました。女性の本音を。

庶務課の女性は20歳~24歳の方達です。32年も前の話ですからね、当時、女性の婚期は25歳までだったのです。

しかし、時はバブルが吹き飛んだとは言え、またバブルが来るのではないかとの期待もあった。

まだ、アッシー、メッシーが存在した時代です。女性が上から目線で男を選んでいた時代でした。

しかも会社には女性が少ない。彼女達の話も男の値踏みばかり。

「うちの会社、給料安いわよねぇー。どうやって結婚生活しているのかしら。社内結婚は無理よねぇー。共稼ぎよねぇー。あの彼以外はねぇー」とか話してました。

「あの彼」ですが、大手出版社D社の創業者を祖父に持つ総務部の男です。確か神奈川大だか東海大だかの出で頭は悪いと思いますが(そう言う私も東北学院大)、羽生結弦似のスマートな狐目の男でした。当時、25歳でした。

狐目の男はモテますね。しかもヤツは虎ノ門3丁目の豪邸に住んでいた。愛車はソアラとBMWと来た。大金持ちです。会社の女性達からは独身男性で断トツ一番の人気でした。

因みに二番人気は大きく離されて私だったそうです。整理部の先輩がそう言ってました。「〇〇、お前、女の子に人気が有るぞ。会社で二番目らしいぞ」と。

入社当初は86キロもありましたが、1ヶ月半で71キロまで体重が落ちた。それでチョッとルックスが上がった。

どんな会話にでも合わせられる。ユーモアで返せる。気の利いた会話ができる。年下でも敬語で話す。空気を読む。間の取り方も上手い。良い人と思われたみたいです。だからチョッとだけ人気があったみたいです。

そして或る時、事件が起きます。

何と総務部の羽生似男は同じ総務部の21歳のアンニュイな女性と付き合っていたのですが、庶務課で一番人気の20歳女性と付き合いだしたのです。

その庶務課の女性ですが、日大の学生と付き合っていると聞いていましたが、大変チャーミングでコケティッシュで可愛らしい方です。男だったら誰だって好きになります。私も好きでした。ガッカリでした。

振られたアンニュイ女性は頭が悪そうな口調でしたが、中々のルックスです。でも庶務の女性はチャーミング。仕草が可愛い。男をメロメロする。彼女には勝てない。羽生似狐目男もそれで乗り換えたのでしょう。

振られたアンニュイ女性は茫然自失。ハッキリと鬱がかっていました。しかも羽生似狐目男と同じ課。気の毒な状態。

それに腹を立てた女性がいました。何時もタバコを吹かしていた短髪のボーイッシュな女性記者です。当時、私と同じ26歳です。

そのボーイッシュ女性記者が振られた女性を伴って、エレベーターの前で羽生似狐目男と口論していた。羽生似狐目男は「おめぇーには関係ねぇーだろ」と怒号を上げた。

私は羽生似男は紳士的でスマートな男だと思っていたので、面食らいました。まるでヤンキーみたいだったので。


続く。




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