9月6日の津山市議会一般質問で通告している「公共交通体系」について
この段階での公表はまれなことですが、市民のみなさんにしっかり読んでいただきたい内容です。
津山に持続可能な交通体系確立を 市が33具体策など計画策定
津山市は、持続可能な交通体系の確立を目指す交通施策指針「市地域公共交通網形成計画」(2017~21年度)を策定した。
「みんなに優しく持続可能」「まちづくりと一緒に進める」「交流とにぎわいを創造」の三つの基本方針の下、方針実現に向けた33の具体的施策と、施策達成度を測る20の数値目標を盛り込んでいる。
車を運転できない人や高齢者の移動手段として公共交通の重要性が増す中、人口減少により公共交通事業者が不採算路線から撤退するといった現状から基本方針を設定。
方針を踏まえ、目指すべき公共交通体系について、中心部や住居集積地域などを鉄道や幹線バスで結ぶ交通軸を定めた上で、周辺部は支線バスやタクシー、住民主導の乗り合いタクシーで対応するとした。
具体的施策としては、高齢化などで確保が難しくなっている
▽バス・タクシーの乗務員育成に向けた2種免許取得費用半額補助
▽妊娠もしくは出産したばかりの女性にタクシー乗車助成券検討
▽利用者の声に応じたバス停の新設・移設―などを掲げた。
数値目標は、
▽現在阿波地区で運行されている乗り合いタクシーを3路線に拡大
▽JR津山駅など2カ所に設置している時刻案内の電光掲示板を10カ所に増設
▽バスの利用促進に向けた乗り継ぎ満足度の向上―などと設定。
計画3年目の19年度に到達具合を検証し、最終年度の目標達成が難しいものについては新たな施策を追加するなどして対応する。
市経済政策課は「市民や事業者と手を取り合い、まちづくりと連携させながら目標達成に努めていきたい」と話している。
計画は市ホームページでも閲覧できる。
P34からの「8.目標達成に向けた施策・事業」をご参照ください。
併せて「津山圏域定住自立圏共生ビジョン」もご覧ください。
P42からの「結びつきやネットワークの強化に係る政策分野」に具体的内容が明記されています。