ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

精神科の安易な薬の大量処方の現実・・・

2014-04-09 | 梅肉エキス


今朝、起きた途端に妻が「3時7分に、わめいてたで」・・・と・・・

私は爆睡していたのか、気が付きませんでしたが・・・

喚いていたのは、何度かこのブログにも書いたことのある北隣に住む住人のことなんですが・・・

昨年、に私が怒鳴り込んで以来、毎晩ということはなくなっているのですが、

最近は、時たま深夜・・・人が寝静まっているときに喚く場合があるのです。

やはり、以前にも書いたことがあるレム睡眠行動障害なのでしょうか・・・

60歳を過ぎての独り者・・・本当に困ったもんです・・・


今朝は、精神科の薬の大量処方についての記事を紹介してみようと思います。

~以下、4月9日読売新聞朝刊より抜粋~

 医療ルネサンス
危険な処方  



精神薬の大量服用 突然死
 2011年10月24日、当時41歳の菊井夏樹さんが大阪市の自宅で突然死した。朝食の時間に姿を見せず、母親の知子さんが部屋をのぞくと、うつぶせに倒れて冷たくなっていた。

 医師でもある知子さんは、原因究明の解剖を望んだ。監察医は死体検案書の死因欄にこう記した。「薬物性心筋症」。精神科医が大量処方し続けた薬の影響で心臓の筋肉が線維化して衰え、心停止を招いたのだ。

 夏樹さんは東北大工学部を卒業したが、「やはり人を治したい」と、両親の職業でもある医師を志した。希望の国立大は落ち、合格した私立大への入学を周囲に勧められ渋々従った。

 入学後間もなく、眠らずに室内や外を歩き回ったり、多弁になったり、急に涙を流したりするようになった。精神科で気持ちを落ち着かせる薬などが処方された。

 しかし十分な効果がなく、鎮静作用が強い抗精神病薬などが次第に増えた。しばらくすると、高熱や意識がなくなる重い副作用が出て、命の危機に直面した。

知子さんの機転で別の病院に移り、薬を減らして危機を脱した。その後の大学生活はほぼ順調で、薬がなくても安定していた。医師国家試験にも合格。だが、研修医の激務が始まると、以前の症状がぶり返した。
死体検案書を手に当時の夏樹さんの様子を語る菊井知子さん


 新たに担当になった精神科医は夏樹さんの日々のストレスに目を向けず、独り言や一人笑いなどの症状だけで統合失調症と診断、薬物治療を始めた。薬が増えると表情を失い、独り言が増え、会話がかみ合わなくなった。医師を続けられず、入退院を繰り返した。

 遠方の精神科医に相談すると「統合失調症ではなく、症状はストレスと薬の影響では」と主治医に掛け合って薬を減らすよう助言された。夏樹さんと知子さんは主治医に繰り返し減薬を求めたが、処方に大きな変化はなかった。死の1年前には腰に激痛が生じ、検査の結果、薬の影響で腰の筋肉が溶けたことが分かった。

 この頃、知子さんはがんや心臓の病気にかかり、夏樹さんに十分接することが出来なくなっていた。

 知子さんは悔やむ。「医師でも精神科は専門外。専門の医師ならどうにかしてくれるだろうと信じたい気持ちもあり、結局、息子を見殺しにしてしまった」

 抗精神病薬を長く大量に飲み続けると心疾患を招きやすい。川崎市の家族会が行った調査では、会員患者の心疾患死亡率は、国内同年代(20歳~64歳)の28倍に達していた。

 大量処方は今も続く。精神科の薬の安易な処方の弊害を報告する。

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