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一週間前になるのですが、
シャガール展を見てきました。
内容は公式HP「主な展示作品」に詳しいです。
今回もカナダのお友達F原さんとご一緒です。
勉強会が終わったあと、お寿司を食べて、
上野に向かいます。
芸大美術館は上野公園の奥になります。
芸大には大学の知り合いがしばらく勤めていたのですが、
今年転勤してしまいました。残念。
シャガール展は過去にも観たような気がしますが、
今回特におもしろかったのは、
1967ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の新装開館時に
シャガールが舞台美術を手がけたモーツァルトの歌劇「魔笛」の
下絵群約50点です。
紙にグワッシュ、水彩、インクで描かれ
布や金銀の紙まで貼りつけてあります。
衣装のデザインから舞台の背景まで、その下絵の楽しいこと!
この音楽、幸せ! という感じが伝わってきます。
私が一番好きなのは、フィナーレの背景幕。
バーミリオンと金と銀とが混然としています。
F原さんは異形のものの衣装デザイン画がお気に入りで、
階段に飾りたいそうです・・・。
この「魔笛」の舞台、見たかったなあ・・。
2人の妄想ははてもなく広がるのでした。
ドキュメンタリー映画を1日5回上映しており、ちょうど14時の回に間に合い、
お茶目なおじいちゃんシャガールの姿を見ることができました。
画面に置いた絵具を指で押さえながら描いている様子が印象的でした。
「シャガール:ロシアとロバとその他のものに」
監督:フランソワ・レヴィ・クエンツ
出演:マルク・シャガール、メレット・マイヤー・グラベル、
ピエール・シュナイダー
2003年/フランス/52分/