ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

2週間

2011-04-29 09:03:50 | 日常
2週間のご無沙汰です。
みなさま、お元気でお過ごしですか。

私の周りでは、
桜は山桜が散り急ぎ、八重が満開、
山は木々がさまざまな柔らかな緑の色を見せています。

余震が続く日常にも慣れ、
停電のない日常を取り戻しつつあります。

原発は相変わらず、静かな悪化を続けつつあるようで、
人間がいなくなった避難地域の
牛や豚が飼い主を失い、
餌を求めて歩きまわる映像には
衝撃を受けました。

一瞬、映画の世界かと錯覚しました。

深刻な場面なはずなのに、
まわりの牧歌的な風景が、
ディズニーの動物映画を思い出させました。

たくさんの動物たちも受難していることは想像していましたが、
静かに餓死して横たわる動物を画像で観る限り、
レポーターのハイテンションとは別の感じがしました。

いずれ人間のための死を前提として飼われていた動物たちです。

鶏インフルエンザの流行の度に行われる大量の殺戮と
どう違うのだろう?
ごみのように埋められていく命と
どう違うのだろう?

胸は痛みますが、私にはどうすることもできません。
見殺しにするしか。
こうしてたくさんのものを見殺しにして、
生きるほかありません。

     *****

先週21日には高尾山に山桜を観に行きました。
毎年観に行く桜ですが、
今年は外国人もバスツアーの観光客もいない、
まるで時代が30年遡ったような景でした。

静かな参道、ひとけのない山道。

世界遺産になってから、観光客が増え、
いろいろなお土産物や工夫をこらした食べ物が増えて
それはそれで楽しかったのですが、
ずいぶん不愉快を我慢していた面もあります。

ほっとしました。

私はお花や木々や、自然と
静かな対話をしたいだけなのですから。

かといってあまりな山登りですと
体力がない私には無理ですので、
楽しみながら登れる高尾山はとても有難いのです。

遠足の子供たちがたくさん来ていました。
賑やかな声に励まされるように思ったのは初めてです。

写真はまたおいおいアップいたします。

あちらこちらで見かけた
春のお花のかわいこちゃんたちも、
早くご覧いただきたいのですけれど、
またしばらくばたばたしますので、
しばらくお待ちくださいね。

みなさまも連休、新緑をお楽しみください(*^_^*)