こんにちは(*^_^*)
今日も寒いけれど
よいお天気です。
天金の書を久しぶりに見ました。

先日図書館で借りた
『白秋全歌集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』の3冊。
赤、抹茶色、紺の表紙。
上から見ると、
天の部分が金色です。
洋式製本の工程で
金箔を貼る技法を
金付けというらしいです。
金付けには三つの種類があり、
本の天(あたま)に金箔を押すのが「天金」(てんきん)、
小口に押すのが「小口金」(こぐちきん)、
本の裁断面すべてに押すのが
「三方金」(さんぽうきん)。
聖書や全集といった
特別な本に施されているらしいです。
・かもめ来よ天金の書をひらくたび 三橋敏雄
この本もきっと特別な本で、
大切な気持ちで何度も開いたに違いありません。
本を開いた形がかもめに似ていると
解説してあることが多いのですが、
私はロセッティのある絵画を思います。

[ベアータ・ベアトリクス]
画家がその妻の死を悼んで描いた画です。
この画では鷗ではなく鳩であり、
女性はただ手を広げて
鳩の運ぶ芥子の花を
受け取ろうとしているのですけれど。
金と闇が支配する画は
白と金と青の支配する句の
生命感あふれる明るさとは違いますが、
天との交感、
ひたむきに祈る気持ちが
私にこの画を思い出させるのかもしれません。
ネットの古書店で
適当な価格のものを見つけたので、
『白秋全歌集』
頼んでしまいました。
天金の書を持つのは、
初めてかもしれません。
今日も寒いけれど
よいお天気です。
天金の書を久しぶりに見ました。

先日図書館で借りた
『白秋全歌集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』の3冊。
赤、抹茶色、紺の表紙。
上から見ると、
天の部分が金色です。
洋式製本の工程で
金箔を貼る技法を
金付けというらしいです。
金付けには三つの種類があり、
本の天(あたま)に金箔を押すのが「天金」(てんきん)、
小口に押すのが「小口金」(こぐちきん)、
本の裁断面すべてに押すのが
「三方金」(さんぽうきん)。
聖書や全集といった
特別な本に施されているらしいです。
・かもめ来よ天金の書をひらくたび 三橋敏雄
この本もきっと特別な本で、
大切な気持ちで何度も開いたに違いありません。
本を開いた形がかもめに似ていると
解説してあることが多いのですが、
私はロセッティのある絵画を思います。

[ベアータ・ベアトリクス]
画家がその妻の死を悼んで描いた画です。
この画では鷗ではなく鳩であり、
女性はただ手を広げて
鳩の運ぶ芥子の花を
受け取ろうとしているのですけれど。
金と闇が支配する画は
白と金と青の支配する句の
生命感あふれる明るさとは違いますが、
天との交感、
ひたむきに祈る気持ちが
私にこの画を思い出させるのかもしれません。
ネットの古書店で
適当な価格のものを見つけたので、
『白秋全歌集』
頼んでしまいました。
天金の書を持つのは、
初めてかもしれません。