
世田谷文学館「星を賣る店」
クラフト・エヴィング商會って何だろう?
S藤さんの第2歌集の装丁をしたところですので、
装丁を仕事としていることは分かりますが・・。
謎めいています。

万葉集の講座が終わって、
少し遅い昼食、蘆花庵で腹ごしらえ。

確か「肉汁そば」850円、だったと思います。
おいしかったです。
入店したら誰もいなくて少しびびりましたが、
私のあと次々にお客が5人も入り、
安心しました。

世田谷文学館。
クラフト・エヴィング商會とは・・
吉田浩美と吉田篤弘によるユニット名。
著作の執筆と、装幀を中心としたデザイン・ワークを
主として活動しているそうです。
展示されているモノたちのその世界は好きで、
アイデアの奇抜さやノスタルジックな雰囲気を楽しみましたが、
見終わってからもやもやが残りました。
何か「違う」という感覚です。
もちろんセンスはいいのですが、
物足りないのです。
商業デザインだけに、
表面的な感じがするのかもしれません。
デザインとしてはすぐれているのでしょう。
付属の図書館で
鴎外の「手作り教科書」という
電子ブックを見ました。
画面に触れるとページがめくれていきます。
地理と歴史のノートでした。
子供のために作ったのか、
自身のために作ったのか・・。
わらないまま、急いでいましたので
確かめることもなく帰りました。
[後日談]
この展覧会をお勧め下さった
鴎外縁のМ・S子さんによりますと、
「手作り教科書」とはおそらく鴎外が
子供のために作ったものだろうということでした。