ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

川越----①雨の東京歌会吟行会

2016-10-27 12:30:55 | 短歌
みなさま、こんにちは(*^_^*)

今月はじめ、東京歌会の吟行会で川越に行ってまいりました。

行く前は「かわごえ~? 何故~??」という感じだったし、
雨の予報ですっかり気持ちが後ろ向きになっていたのです。

しかも2時間くらいしか見て回れないし・・。
歌゛作れるかなぁ?(・ω・;A

喜多院や菓子屋横丁はあきらめて、
歌会会場「福登美」に近い
「蔵づくりの町並み」(以下、「蔵づくり通り」と呼びます)と
「蔵里」に絞ることにしました。

長くなりますので、お時間おありの時にどうぞ。


当日は朝から霧雨。
あまりひどくなりませんように。

八高線「川越行き」が偶然来たので
少し時間がかかるけれど、
ローカル線の旅をすることにしました。


1時間10分ほどで川越駅。


駅前の観光案内所で地図と情報をもらいました。
蔵づくり通りまでは2キロありますので、
バスは待つ時間が惜しく
タクシーに乗ることにしました。

ここで運転手さんに「仲町」は「なかちょう」
「蔵里」は「くらり」と読むことをおそわりました。

 
仲町は蔵造り通りの起点。
和菓子の「亀屋」があります。


傘をさして地図を広げていたせいか、
カメラの操作を誤ったとみえ、
写真がレトロな色になっています。

      

 
りそな銀行。

窓の部分のアップは撮っていないのですが・・(・ω・;A
1枚の写真を5枚くらいのバリエーションに加工する
ボタンを押してしまったらしい。


雨の中、蔵づくり通りを奥へと歩きます。

  
ここにも亀屋。

 
蔵がお店になっているんですね。

  
時の鐘。工事中らしく覆いがあるので、
遠くから眺めただけ。

 

 
蔵づくり資料館。


あまりゆっくりはできないのですが。
 
入り口から。奥の蔵を見学できるようです。


大八車?


蔵の内部の展示が見られます。


タバコで財をなした方がいたようです。


水路で東京に運んだのてすね。


急な階段。

  
お隣の蔵。消防グッズが展示されています。

 
川越では新しいところて明治26年大火がありました。

 
江戸時代から何度もの大火で町が焼失し、
火に強い蔵造りで店を作ることにしたのでした。

 
蔵の構造。

 
明暦の大火。


享保の大火。

なるほど、蔵造りの町並みは
川越の繁栄と大火事か作りだしたのですね。

 
立派な蔵の屋根。


井戸。


蔵の住居部分。

 
2階に上がれます。

       

 
川越までは江戸から水路が開かれていて、
こんな帆掛け舟も走っていたのですね。


「川越夜舟」は一晩で江戸まで下ったそうです。

お芋やタバコをいっぱい積んだのかしら。
帰りは江戸の魚などを摘んで帰ったらしいです。

 
川越まつり会館。
予定にはなかったですが、この建物の前で
人力車のおにいさんに「是非見ていって」と勧められて
見ていくことに。

  
川越まつりは氷川神社のお祭りです。
次週の土日、10月15日、16日。

今年は偶然15日が土曜でしたので、
神輿と山車が両方でますが、ずれると
土日に山車、15日に神輿のみになるらしい。
そして、この山車が豪華ですごいらしい。

  
暗くてよくわからないでしょうが、
8メートルの高さがあるそうです。
本物が2台展示されています。

全部で29台ありますが、
毎年出るのは20台くらい。
今年お休みの山車です。

江戸時代から受け継いでいるものもあり、
焼けて作りなおしたものもあり、
今作ると一億円を越えるという、
見事なものです。

 
一番上のお人形は町によってちがいますが、
下の部分、櫓に収納できるようです。
人形上げ下げのためのからくり、
またその下の舞台が回る仕掛けも
展示してあり、解説してくださいました。


映像も見られ、川越の祭りの素晴らしさを堪能し、
人込みの苦手なノイバラはお祭りは無理にしても、
また是非近日来てみたいとおもったことでした。

  
山車のパネルがあったので、
江戸時代からの古い山車を撮ってみました。

 
昭和の頃でしょうか。


この「目塗り台」を見ることを勧められました。


これがタクシーの運転手さんが話していた、
車輪の下に挿しこんて方向転換するための道具にゃ。


すごく面白かったです。お祭り会館を振り返る。


道路の向こうに最古の大沢家住宅と「金笛」。


金笛と大沢家住宅の間の路地。

 
大沢家住宅。工芸品を売っているらしいお店の中は
入りにくくて外観のみ・・(・ω・;A


「金笛」でお醤油、たまり漬け、お煎餅を購入。
「金笛」は以前いただいて、味と容器が
とても気に行っていたことを思い出しました。

おうどんを食べらるカフェも併設されていて、
今度来てみたいです。


種屋さん。おもしろそうたけど、見ている時間はありません。


雨が激しくなってきました。
1週間後の祭りの紅白幕がすでに張られはじめています。


これです、目塗り台。
落語「火事息子」にも火事で蔵の窓を
目塗りする場面が出てきますが、
こんな台を足場にしたのでしょうか。


マンホールも火消し。



 
これから駅に戻って「蔵里」に行きます。

 
途中で吟行会の方々と何人もすれ違いました。


仲町交差点。

 
蓮馨寺(れんけいじ)。
おびんずるさまをなでて、
痛いところが治るようにお願しました。


着きました、蔵里。


コエドビールが生で飲めます。
フルーティな「伽羅」。
コエドビールはさつま芋原料なのが珍しいのですが、
これは小麦のビールです。

 
コエドビールは有名ですが、新しい。
ここ蔵里は鏡山酒造の古い蔵を利用しているらしいです。


なので、「鏡山」のお祭りカップ酒も買いました。
コエドヒールはさつま芋のも酵母が生きているそうで、
生っぽくておいしかったです。
(ここで飲んだのではなく、おみやげね)


ざんざん振りですが、ビールを飲みながら歌を作ります。
ここでは正面の蔵でお食事もできますが・・。
これからおいしいお食事が舞っていますので。

 
蔵里のすぐ裏(表?)の「福登美」。


昼ごはんを食べながら歌会です。


豪華。


先程、蔵里の入り口で売っていた
「猫だるま」と「川越唐桟」のキーホルダー。

ダルマは川越の若い女性が
絶えようとしていた川越だるまの後をとり、
普通のダルマもつくっていますが、
まねき猫がダルマを抱いているのや、
ノイバラが買ったようなバリエーションを生み出しています。

ふるい技術の上に
若い方の新しい感覚が加わるっていいですね。

地酒「鏡山」も絶えようとしていたのを
若い方が受け継がれて、
もうそのエビソードだけで泣けそうです。

受け継ぐのは大変だけれど、
根っこのある新しさがノイバラは好きです。


歌会は3時間ほど。


2次会はお隣の部屋。


ここの日本酒は「鏡山」。
よく冷えてさわやかでおいしかった。


スタバで3次会。火―チフレーバーのアイスティー。


え~とこれは・・H部さんのコーヒーが珍しいので撮れと言われたのですが
今となっては何が珍しかったのか・・(・ω・;A

このあと、目指す電車まで5分しかないというので、
M岡さん、S藤さんとダッシュしたのでした。

ぜーはー(・ω・;A な1日でした。


「金笛」のお醤油、生姜と胡瓜のたまり漬け。

 
お煎餅。


いも煎餅。片面のみ砂糖を塗った
ちょい甘がおいしかったです。
素焼きしたのは、酒の肴にいいかも。

       川越②へ続く

川越----②川越祭り前日

2016-10-27 12:30:50 | 短歌
川越①より続きます。

吟行会から1週間後の川越祭り前日、
ふたたび川越を訪れました。

前回行けなかった川越大師「喜多院」と菓子屋横丁がメインです。


今回は本川越の駅からスタート。


歩いて10分ほどでしょうか。


駅前。


お祭りの紅白幕がここにも。


途中「喜多院」の燈籠があり、
道が間違ってなくて安堵。


入り口が分からず、裏に来てしまったみたい。
「どろぼう橋」なんて・・(・ω・;A


昔は丸木橋だったようで、捕まったどろぼうさんは改心したらしい。


渡ったところ。

 
喜多院境内。


境内のにゃんこ。


お地蔵さんもあります。


喜多院本堂。




 
手水は龍さんが番しています。

 

  
多宝塔。


七福神の一。大黒天。


この奥にあるのが家光誕生の間と春日局の化粧の間。

 
川をさかのぼって江戸から運ばれてきたらしい。


すごいですにゃ。

 
何か音がすると思ったら。

 
水琴窟です。ここにお水を注ぐと
きれいな高い水音がします。

 
建物内は撮影禁止なので、外から。
ここは特別の入り口らしいです。


こちらが私たちの入り口。

 
お庭は撮っていいそうですので。

    

 
萩に黄色い蝶が。

廊下伝いに本堂内部も見学できました。


五百羅漢の方へ歩いていったら
奥に門があります。


山門。

 




門前に和菓子屋さん「紋蔵庵」があります。


やはり門前に日枝神社。

  


門のところの提灯の裏側の絵がかわいい。
桃太郎。


鬼。

  
雉、猿、犬。

 
やはり門前にある白山権現。


くたびれたので厄除け団子で休憩。


柔らかくて香ばしくておいしい。
「狭山茶コーラ」も「厄除け」ですからww


お茶とコーラフレーバーとブドウ糖と炭酸でできています。
不思議においしい。


元気が出たので五百羅漢。

  
羅漢さんのよさはあまりよくわからないですが・・。


吟行会で詠んだ方が多かったので。


ひそひそ話とかね。

    
こんな感じです。
首が落ちたのがまた修復されているのは廃仏毀釈のためらしいですが。
はっきりしたことはわからないらしい。


あっ、鐘楼門がある。

 
これです。陽明門みたいだな~。


もとは境内中心にあったものが移されたらしいです。


外から見ました。

 
彫り物の龍があ・うんになってます。


道が交差するあのあたりにあったんですね。


「蔵里」目指して戻る途中、山車蔵発見。
西小仙波町はスサノオの尊の山車です。

 
窓から中が見えます。もう組み立ててあるみたい。


5分ほどで「蔵里」とうちゃく~。

 
こちらは新富町の家康の山車蔵。
横の窓には家康の人形が飾られています。


「蔵里」でお弁当とふたたびコエドビール
「伽羅」の生ビールを買って。


おいしい~❤幸せにゃ~❤

 
山車蔵の裏で何か組み立てています。


「蔵里」資料展示スペースの入り口に貼ってありました。
「犬猫譲渡会」いい感じです。


ここ「蔵里」は川越の地酒「鏡山」を作っていた
鏡山酒造の古い蔵を利用してあります。

  
一度は絶えた酒造を若い人たちが復刻したのだそうです。
今は30代の杜氏たちが小さな会社を作ってがんばっています。

 
後で祭りの会所に「鏡山」が運びこまれているのを見ました。

  
町全体で応援している感じがどてもよかったです。


今は亡き3代目さんも喜ばれてることでしょう。

 
なにか賞もいただいたようです。
秩父連峰の伏流水をくみ上げた
さらっとしておいしいお酒ですから。


そのまま大正浪漫夢通りに向かって歩いたところで、
楽しそうなお店発見。

 
水上製本所。


お祭りのお面をたくさん売っていたの。
ノイバラはキツネさんにしました。
製本所だけに紙でできているのですが、
ヴェニスの仮面みたいで素敵でしょう?

 
川越温泉があるんだ!


普通のうどんやさんもある。


神社もある。お参りしていこう。

  


 


裏手に山車蔵発見。


空っぽにゃ?


少し離れたところで・・。


組み立て作業をしていました。
蔵の中では高さが足りないのかな?


連雀町は道灌の山車ですね。


ここからが大正浪漫夢通り。
(恥ずかしいので、せめて
大正浪漫通りにしてくれないかな?)




鰻屋さんは木造なのね。

   
ここで夢通りは終わりです。

 
中町交差点あたり。

 
蔵づくり通り「荻野銅鐡店」。
旧漢字がしぶいですにゃ。

 

 
山車発見。幸町は翁の山車。

 
山車の手前がりそな銀行。

   

 
窓の手前の棒みたいのが目塗り台。
火事の時は、あそこを足場にして、
蔵の窓の目塗りをして火を防ぐのですね(復習)


あ、時の鐘。

 
お祭りの時は改修のための覆いを取るらしいです。
この前は見られなかったから、嬉しい。


ここは「鐘つき通り」っていうんですね。


鐘つき塔には登れないけれど。


裏には回ることができました。
ウラ時の鐘。

 
鐘をつく棒が見えます。

 
裏手には薬師神社かあって


目にいいらしい。思わず手を合わせたのでした。

    
工事用フェンスには写真と解説があって
以前のたたずまいを伝えています。
以前の形に戻すようです。

 
「福だるま」は膨らんだお煎餅。
軽くて食べやすいです。


時の鐘さん、さようなら。


ふたたび蔵づくり通り。
かわいい看板発見。


この前も心ひかれた種屋さん。


ここにもお面が。

 
連れのためにお祭り会館アゲイン。

 
会所の説明。そう言えばあちこちにありました。


近くの菓子屋横丁も行ってみます。


ここいらへん?


元町二丁目っていうんだ。

 
人通りがないですが、ここだと思う。

   
まだ4時ですが、店じまい?


よこちょのにゃんこさん。

 
仕方ないので・・最初のお店でお団子を買いました。


ふたたび蔵づくり通り。


醤油屋さん? 「秩父醤油」とあります。

  
あった、あった、立っている包丁です。
研いでいる美青年はいませんでした。

  
ちょっと横道に。

 
素晴らしい屋根ですにゃ~。

 
これが幸町の会所。
神さまがいらっしゃるのです。


「寿蕎麦」でお蕎麦を食べる。


「川越らかん」と出会う。
なんておいしい。
検索して近くの酒屋にしか売っていないことがわかりました。


茶蕎麦は普通においしかったです。
きりっとして、さすがお蕎麦屋さんと思いました。


出るころは闇。


夜もすてきです。


あ、ここです。

 
「川越らかん」を売っている「熊重酒店」


「滝島家 屋号熊重」の札が重厚。


おお、十四夜。


鐘つき通りの角でした。




仲町の会所。


本川越の駅前。


駅にも紅白幕。


おみやげ。