ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

バレエ「天井桟敷の人々」@東京文化会館

2013-06-15 20:25:53 | アート
ノイバラは自分へのお誕生日プレゼントをしました。


パリ・オペラ座のバレエ「天井桟敷の人々」です。

パリ・オペラ座はちょうど1年前訪れました。
シャガールの描いた舞台の天井画が夢のようで、
建物全体が芸術品でした。

昨秋のチラシを観て、
何かの御縁と思い行きたかったのです。
しかし、ずっと家族が入退院を繰り返している状態で、
あきらめていたのですが、なんとか行けそうになり、
チケットをとったのが4月初め。

3階の1列目というかなり
「天井桟敷」なお席となったのでした。
かなり高いところでしたので、
高所恐怖のノイバラ、ぎりぎりでした。
4階にしなくてよかった(・ω・;A
少し右端の舞台が欠けてしまいますが、
前に人がいないのは快敵でした。


「天井桟敷の人々」は
2008年、当時パリ・オペラ座のエトワールであった
ジョゼ・マルティネスの振付により初演され、
今回、日本初演だそうです。

19世紀前半のパリを舞台に描かれる、
犯罪大通りに集う人々の猥雑なエネルギー、
天井桟敷まで客が埋め尽くす芝居小屋の賑わい。
そして美貌の女芸人ガランスと
それを取り巻く男たちの間で
交差する愛、嫉妬、憎しみ。

フランス映画の名作として名高い
同名映画の魅力はそのままに、
クラシックと現代的ムーブメントを巧に取り入れた
マルティネスの雄弁な振付や、
同団を代表するエトワール、
アニエス・ルテステュによる
鮮やかな衣裳が彩る舞台です。

ダブルキャストのどちらかを選ばねばならず、
パンフレットで気にいったアニエス・ルテステュと
ステファン・ビュリオンの組を選びました。
バレエ素人ですので、気に入った顔の人にしたの。

ストーリーはぼんやりとしか覚えていなかったので、
パンフレットで予習しようとしたら、
客席が暗すぎて読めない・・(´;ω;`)

ストーリーを知っていても、
ついていくのは難しかったかもしれません。

衣装や化粧を替えるたびに、
どの役の人かわからなくなるのです。

ストーリーを追うのはあきらめて、
その場その場の舞台の美しさを
楽しむことにしました。

めずらしかったのは、舞台以外も
公演の空間として使われたところです。


1幕と2幕の間の休憩時間に客席に
チラシが降ってきて、案内があり、
ロビーのクローク前の階段で
劇中劇「オセロ」が踊られたのでした。


3階からはなかなかたどりつけず、
人垣の後ろから写真だけを撮りました。

 


そのあと、仮面の男たちがロビーで遊んでくれたので、
追っかけてたくさん写真を撮ったのでした。

          

舞台の最後にガランスが客席の方に下りて
バティストから遠ざかる演出もあり、
客席、ロビーまで立体的に使われていて
おもしろかったです。

この日は偶然重なってしまったのですが、
万葉集講座→『すずめ』お祝いの会→バレエ「天井桟敷の人々」
という、盛りだくさんの1日でした❤



最新の画像もっと見る

コメントを投稿