猫のののちゃんち

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Stop 毒エサ事件

2007-03-30 | 犬・猫の安全


pencil 27日大阪府枚方市で、何者かが置いたちくわを食べた飼い犬が死にました。29日警察が調べたところ、この中から農業用殺虫剤メソミルが検出されたのです。民家には「朝5時から吠えて迷惑だ」などと書かれた封書が2回投函されていることから、近所とのトラブルも視野に、警察は調べを進めています。
 仮に近所のトラブルだとしても、無駄吠えは飼い主によるしつけの不備が原因であって、犬を殺して解決しようとするのは間違えです。


 こうした毒エサ事件については、3/153/18にも取りあげていますが、みのもんたの思いっきりテレビでも取りあげられたり、ニュースで幾度となく報道されたりしたことから、この殺虫剤の悪用法が爆発的に知れ渡りました。
←このに注意!

 また、昨年8月に東金市内の一家4人殺害のために、メソミルを飲料ヨーグルトに混ぜて飲ませた事件では、事前にその効果を確かめるため、この農薬を唐揚げにまぶして隣の犬に食べさせ、死亡させたこともわかっています。
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 毒エサ事件に、メソミルが使い続けられるわけは、事件が起き始めた、少なくとも6年前からまったく犯人が捕まっていないため、「捕まらないのならオレも!」と、「やり得状態」になっていることです。当然、毒物の入手経路もわからず、行政が対策を立てにくい状態になっているのです。
 しかし、「警察の検挙が遅れているから、行政は対策が立てられない」とするのは間違え です。
 再発をくい止めるために、いくつもの対策を実行しなければ、犠牲になる動物は増えるばかりです。



犬猫に代わって提案します。 
1 使われているのは、農業用の殺虫剤です。都道府県では「農薬をカギのかかる保管庫にしまうこと」を指導しています。まずこれが徹底されれば、盗難が防げます。
2 今回の農薬は、毒物劇物取締法でいう「劇物」にあたります。販売時に住所氏名を記入し、ハンコさえ押せばだれでも買えるのです。販売時に免許証などで身元を確かめる。使用目的を聞くなどすれば、少なくとも不審者への流出は防げます。
3 「劇物」は、ほんの少しであったとしても、他人に渡すと違反となります。ところが、千葉県東金市で殺人未遂に使われたメソミルは、近所の農家が犯人に渡しているのです。明らかな違反にもかかわらず、この農家はいまだ逮捕されていません。
 違反者はきちんと検挙し、他人にメソミルを提供することは違反行為であることを周知すれば、安易な譲渡がなくなります。
4 殺虫剤メソミルは、同等の効果を持つ他の殺虫剤が販売されています。都道府県や農協は、農家への営農指導を強化して、農薬をなるべく使わない工夫や、どうしても必要な場合は、代わりのものを勧めることによって、メソミルの使用が減らせます。
14は都道府県の農業部局や病害虫防除所が
23は保健所が、指導すべき業務です。


up もっと、犬猫と触れあってねsymbol4
  animal6  cat  animal3  animal1  cat2  animal2  cat3
動物に罪はありません。毒物を悪意に使い、事件を見て見ぬ振りして事態を放置しているのは人間なのです。