この日の朝5時、業者がタンクを背負って、何やらまいていました。
近づくと除草剤。 一見夜露かと勘違いしそうです。
もちろん、サンダルで歩けば素足に付着します。
心配なのは、除草剤がまかれたことに気付かず、路上や雑草に付着した薬液が犬や猫に着いて、中毒することです。
こうした作業は、通常早朝に行われるため、市民の目に触れることはあまりありません。
犬がやたらとよだれを出す、呼吸が荒い、吐く、動作が緩慢になる…。
気が付いたときには、すでに中毒していた…。そんな危険性があるのです。
07年1月31日、▲クリック「住宅地等では原則的に農薬を使わないように」という通知が、国から出ました。
この特徴は、
1.学校、保育所、病院、公園等の公共施設内の植物、街路樹並びに住宅地に近接する農地及び森林等で、原則農薬がまけなくなったこと。
2.定期的な農薬散布をやめること。
3.人手による害虫や雑草の除去、物理的方法を優先し、どうしても農薬を使うときは、安全に留意すること。
などが骨子です。
また、やむを得ず農薬散布する場合は、事前事後の周知が必要です。
今回は、事前の広報は全くありませんでした。
これは、愛知県の啓発チラシですが、わかりやすいので、紹介します。
除草剤でも殺虫剤でも、まく前には…、
「いつ、どこで、どんな農薬を、何の目的で、薄め方はこのくらいで、注意点はこれこれ、連絡先」を立看板などにして知らせます。
また、まいた後に薬剤に触れると危ないので、事前事後はこうした「柵」をすることになっています。
愛知県のパンフは、上の画像をクリックしてね!
カラーコーンで柵があるけど、これは、駐輪禁止用。
これじゃ、ワンコは気付かないよねっ
こうした周知がなかったり、今回のように半袖、マスクなしの農薬散布を街中で見かけたら、都道府県の「病害虫防除所」に連絡します。
神奈川県内で見かけたら…
リンク 神奈川県農業技術センター病害虫防除部に連絡してね。
不適切な農薬散布による、犬猫の犠牲は後を絶ちません。
動物を守るのは、人間の仕事です。
スーパーで飼い主待ちのワンちゃん♪
犬もそうだけど、人間の幼児だって危ないよっ!」(ののちゃんより)
「えっと、猫もねっ…!」
7月 9日 朝 →カツオ素焼。 夕 →カツオ素焼
7月10日 朝 →カツオ素焼。 夕 →カツオ素焼
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わかりやすい殺虫剤の問題点は…→「こちら」
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ツバキ、サザンカ、チャ系の木は、チャドクガが大好き
農薬いらずのツバキのせん定法は…→「こちら」
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「農薬毒性の事典」(これ1冊で農業用~蚊取り線香までバッチリ)
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○ 場所は、横浜市東戸塚駅北のショッピングモール「オーロラシティー」と高層住宅群。