畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

文字通り明るい話題。

2011-03-18 21:04:00 | 日記
朝日新聞の記事を引用

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運転休止中の火力発電所を次々稼働へ 2011年3月17日

 東京電力は東日本大震災で福島県の原子力発電所が全基使えなくなったため、使用を止めている火力発電所を立ち上げる方針を明らかにした。発電事業を展開するメーカーなどIPP(電力卸供給事業者)からの電力買い受け量も増やす。電力供給力を増やし、計画停電(輪番停電)の実施地域を減らす狙いだ。

 原油や重油、液化天然ガス(LNG)、都市ガスを燃料とする発電所を動かす。

 東電は、震災で福島第一原発(6基計469.6万キロワット)と福島第二原発(4基計440万キロワット)がすべて使えない状態。福島第一・第二原発は、東電が持つ全電源の14%(認可出力ベース)を占める。管内の3月の平均電力需要は午後6~7時のピーク時で4700万キロワットであるのに対し、供給力は17日時点で3350万キロワットにとどまる。

 このため22日までに、定期検査で止まっている五井火力発電所2号機(26.5万キロワット、LNG、千葉県市原市)を検査期間を短縮して起動。IPPからの買い受けも20万キロワット増やし、供給力を3400万キロワット程度に増やす。

 さらに3月末までに、東扇島(LNG)、鹿島(重油・原油)、袖ケ浦(LNG)、品川(都市ガス)の各火力発電所の一部発電機を立ち上げ、合計250万キロワットを確保。4月前半には300万キロワット積み増し、供給力を4千万キロワット程度に引き上げる計画だ。

 4月には暖房需要が減るが夏に向けて冷房需要が高まる。東電は「4月中にいったん計画停電を終わらせたい。夏場は相当なショート(電力不足)が予想され、再び計画停電をお願いすることになると思う」(藤本孝副社長)と話している。

 東電は夏までに、総計30万キロワット規模のガスタービン発電機を導入する計画。ガスタービン発電機は、発電の効率は良くないが、設置に時間がかからないのが特徴。東電は、1990年代前半、バブル経済で電力需要が大きく伸びた際に設置した実績がある。(宮崎知己)

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関東の人にとって、久々に文字通り明るい話題。


しかも、この著者はある程度間違いをしている。
福島原発の発電量を約900万キロワットとしている。しかし実際は原発は交代交代で定期点検している。 事実、福島第一原発も地震発生時に運転中だったのは1号機~3号機で4号機~6号機は定期点検中だった。つまり、原発は安全性を保つため半分の起動で、1日ベースにすると450万キロワットの発電となる。3月末までに計画停電は大幅に地域を減らせる。また、4月前半の300万キロワットの積み増しは何を稼働するのか詳細がないので、わからないが、この頃には計画停電は全面的に解消される見込みか。


 また、休眠中の火力発電所の再開などにも力を入れているらしい。比較的早い再開が期待できるのは、横須賀火力発電所です。2007年7月の新潟県中越沖地震による東電柏崎刈羽原発の停止で運転を再開。原発の再開後、昨年年4月に停止したばかりなので、再開の時期も早いと思われる。


 東京電力の休眠火力発電所は、10基で約280万キロワット分という。しかし、中には随分昔に運転を停止したものもあるので、ある新聞記事によると再開まで2~3ヶ月かかる見込みとも言う。もし、上記記事の4月前半300万キロワットがこの休眠火力発電所のことなら、まだまだ停電解消には遠い。


 だけど、広野火力発電所(福島県)や、常陸那珂火力発電所地震(茨城県)など津波被害による破損が激しい発電所の修繕を早く再開できれば、夏の大規模停電は避けられると思われる。そうすれば、そのうち東北電力の女川原発。福島第2原発の再開も視野に入る。


 原発の是非はあるが、少なくとも現在の日本の経済レベルを考えれば、短期・中期的にみると原発は欠かせない。原発推進は方向転換になるが、それは50年先か100年先かの長期目標になると思う。


 明日未明には福島第一原発の1号機、2号機の電源が回復する見込み。明後日には3号機、4号機の電源回復もできる見込み。電源の試行期間が終われば、冷却ポンプが起動し、放射線の発生は抑制される。


 本日、暫定値で原子力施設事故の国際評価尺度(INES)で1~3号機について、国内では最悪の5とする結果を発表。1979年にアメリカで起きた「スリーマイル島原発事故」と同じレベル。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故はレベル7。きっとそこまではいかないだろう。外部電源が稼働し、燃料棒の冷却が完了すれば、おそらくチェルノブイリのような石棺(放射線を抑制するカベ)が設置されるのではないか。そうすればかなり放射線が抑制される。


 以上、私は発電などの素人だが、私見を述べてみた。なんとなく昨日から原発に関しては楽観視できるようになってきた。だからその根拠を探したら前述のような記事があったので記してみた。


 そういえば、マスコミもそろそろ今回の災害の名前が統一されてきた。
私は私見では、「東北大震災」と思っていたが、茨城も大きな被害に遭い、長野でも静岡でも関連性のある大きな地震が起こった。「東北関東大震災」では1923年の「関東大震災」と区別がつきにくい。「東日本巨大地震」とかも一部報道されていたが、結局「東日本大震災」になりそうだ。きっとこれは、日本史の教科書にでるような大きな災害。戦後66年ほどたつが一番大きな災害かも。早く回復が具体的になってほしい。

明るい記事はみんなで共有したい。早く計画停電を終えて、日本復興のためにがんばろう!

停電川柳2

2011-03-18 19:44:00 | 日記
「平成の 蛍雪の光で 仕事する」


職場が3時半から停電でした。仕事をしたいので、夕方は太陽の光を頼りに窓辺で仕事。しかたがなく帰宅へ。


みっちり3時間停電させられました。もうちょっと仕事をしたかったですが、帰りの電車がえらい混雑になりそうで断念。


 仕事スケジュールが薄氷を踏む感じになってます。

 火曜日は始発の電車ででかけなければなるまい…。

 巷の噂ですが、東電が新規火力発電所工事を行うそうな。夏の電力供給を目指してらしいです。


 って夏までこの停電かい!コラ(怒)古い火力発電所の一早い再開と、東北電力の発電所再開で電力供給戻れ~。


 あとは福島のことを祈るのみ。

停電川柳

2011-03-18 05:58:00 | 日記
 今日も関東地方は昨日に引き続き寒いです。ここで川柳。


「暖かい その電気こそ 停電を」


 寒いので暖房をつけると、大量の電力を使います。すると東電は大規模停電を持ち出し電車などの輸送機関に大幅な運行削減を要求。通勤大混乱という流れ。だから暖房は出来るだけつけないようにしましょ。


 東電は、いつも電気使う側の削減ばかり広報するが、それでは気分が滅入るのみ。


 現在、西日本から電力を100キロワットを、北海道東北から60万キロワットを融通してもらっている。それらの情報を東電サイトのトップに掲載し、さらに古い火力発電所の準備状況や変電所増設などを逐一広報してほしいな。すると、関東も希望がもてる。


 関東には今希望がない。見える形で希望がほしい。

 きっと福島県の方は、もっと希望がほしいのだろう。いつまで30キロの屋内退避が続くのか。食料や日用品は、だんだんとなくなっているはず。30キロ圏内で開店している店も少ないだろうから、東電は応援してあげて。


 福島の人のことを思うと、関東に住んでいる私はまだ停電に伴う混乱に耐えられます。