畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

低空飛行

2011-03-28 22:22:00 | 日記
 東日本大震災。もはや巨大な津波は影が薄くなり、原発の問題が大きく取り上げられる。


 原発関連の情報は停滞しているように見える。安定したのではない、超低空飛行に慣れてしまい、いつでも日本は墜落の危機にいる。


 原発に進展が見られないのはタービン建屋の水溜まりから高濃度の放射線が放出されていること。100万マイクロシーベルトとは、3時間で致死量だそうだ。

さすがにこれは危険だ。こんな中で決死に作業してくれる人なんかいない。


原発の収束までまだ2週間かかるか。その間の放射線の漏れを考えると、とてもではないが希望は持てない。現在原発から10km以内の遺体は放射線の量が高濃度になることから回収できないらしい。


 農作物や日本の技術の評価は地に落ちるだろう。日本は名実ともに二流国になる。国際の金利が上昇する。買い手が付かない。日本もアイスランドと同じように金融危機が起きる可能性がある。


 日本の未来はこの2週間に託された。作業員は無事で、そしてこのミッションを成功させて欲しい…。

ナベツネの思考

2011-03-28 06:59:00 | 日記
 セ・リーグが開幕を強行しようとしたのは巨人の渡辺恒夫会長の意向が強いのは間違いない。


 なぜこんな大震災時に開幕にこだわるのか理解に苦しむが、元中日の杉下茂氏が新聞に寄せた記事でなっとく。杉下氏は1959年の伊勢湾台風の強風と大水で名古屋市の南部が壊滅状態になった時の話をしていた。


 このときは1週間後の10月3日に試合を強行したが、上げ潮の時間に再びグラウンドが水没した。
(中略)
しかし、あのコールドゲームでも、何千人もの観客が来てくれた。その一人から「俺は家が水に浸かっているのに来ているんだぞ。おもえらもしっかり頑張れ」と声が飛び、スタンドはどっと沸いた私はあのたくましさこそが、町の復興につながったと信じている。」(東京新聞3月28日付け)



 今の世の中の風潮ならどうだろうか。まずは試合最中にグランドが水没し、何千人の観客がいたとなれば大問題になるだろう。

 家が水没して大変な時に、家族を放っておいて野球観戦に来たらそれこそ家族が崩壊するだろう。万が一叫んだ男性が独身であったとしてもスタンドどっと沸くほどの共感は得られまい。


 つまり、50年前と今は時代が違うのだ。だから今の価値観に合わせてスポーツを再開する時期を見極めないと批判を浴びる。


 例えば、学校教育で未だに体罰を認めるようなもの。または、未だにゲームの存在を否定してどんなに子どもがほしがろうと保護者の意向で無視すりようなもの。または、未だにケータイが嫌いで頑なに持とうとせず、仕事で連絡がつきずらくなってしまうようなもの。


 3つのいずれも現代にはそぐわない。温故知新という言葉もある。なんでも古いものが間違っているわけではない。ただ。古きものま新しいものとあうようにアレンジしたほうがよいのでは?古いままの思考では理解されない。