畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

電力情報3

2011-03-22 20:12:00 | 日記
 朝日新聞新聞の3月22日付記事によると、「計画停電は」今夏だけではなく今冬にも、そして最悪の場合には来夏にも行われる見通しとの東京電力の見通しと報じた。


 その理由は、福島県(広野火力発電所)と茨城県(常陸那珂火力発電所)の大規模火力発電所が、発電所の設備や、石油や石炭など燃料の貯蔵施設が津波で壊れ、現時点で復旧の見通しが立たないほどだから。両発電所の合計出力は480万キロワットで、福島第一原発(469.6万キロワット)に相当する。さらに茨城の鹿島火力発電所(440万キロワット)とも同じくらい。この復旧の遅れは相当なダメージである。


 東京電力管内のピーク需要は、冷房が必要となる夏場が6000万キロワット前後、暖房需要が高まる冬場が5000万キロワット前後。これに対し東電の現在の供給力は3500万キロワット前後にとどまると報じている。そして、東電幹部は「再稼働した火力も、いずれ定期検査に入るのでずっと発電できない。今夏、今冬だけでなく来夏も綱渡りが続きそう」と話している。 計画停電が1年以上も続くなんてありえない。そんなの絶対無理。それなら原発再開してほしい。もちろん福島第一原発はNG。福島第二原発、女川原発、柏崎刈羽原発のフル稼働しないと、日本の経済は再生できない。


 地元住民が感じる原発に対するアレルギーはもちろん理解できる。しかし、原発に代わるエネルギーなど開発にはそれこそ100年単位。とりあえず火力発電所を建てるとしてもそれも数十年単位。今は原発に頼るしかない状況。それが日本。だったら安全に配慮してさらなる非常事態の対策を施しつつ運転再開しか道はない。


 それにしても、東京電力の電力供給量は徐々にあがっている。

<現状>
3月14日(月)の時点で東京電力の電力供給量は3100万キロワットだった。
3月17日(木)の時点で東京電力の電力供給量は3350万キロワットだった。
3月20日(日)の時点で東京電力の電力供給量は3400万キロワットだった。
3月22日(火)の本日の東京電力の電力供給量は3700万キロワット。
<予定>
4月中に4000万キロワット。
夏までに4700万キロワット。


現在まで、西日本からの電力の融通で100万キロワット。北海道電力からの融通で60万キロワット。IPP(電力卸供給事業者)からの電力買い受け量も増加させている。
まだ東扇島火力発電所(200万キロワット)は停止中。ということは、早い段階で3900万キロワットまで供給力が回復する。また、記事では鹿島火力発電所(400万キロワット)の復旧が遅れるとの見通しはなかったので、それが仮に4月末までに復旧するとすれば、4300万キロワットになる。


 また、ガスタービン発電所新設(1基30万キロワット)を数十基夏までに用意するらしいので、それで300万キロワットの追加。夏までに4600万キロワット。電力の素人だが、ほぼ東京電力と同じ推計になった。それでも、夏の電力需要が6000万キロワットというから、大規模な計画停電は避けれない…。


 いつ復旧するかわからないが、広野火力発電所と常陸那珂火力発電所が再開できればさらに480万キロワットできる。柏崎刈羽電発と福島第二原発の復旧で何とか6000万キロワットまで回復するのではなかろうか。ホントいつになるのやら…。

経産大臣と都知事

2011-03-22 20:00:00 | 政治・経済
 東京消防庁へ「連続放水をしないと処分する」と圧力をかけた某経済産業大臣もサイテー。都知事が抗議したって言うけど、都知事も「震災は天罰」発言で大ヒンシュク。


 どっちもどっちだね~。この2人に組織のトップに立つ資格なし。都知事選に宮崎県知事で観光PR以外になにも実績がない元タレントが立候補。


 世も末だね~。今日も計画停電により電車は鬼混みでした…。いつまで続くのこの生活?