明るい兆し。本日の東京電力管内の計画停電は15時から22時までと大幅に減少した。5グループのうち2グループでしか停電を実施しなかった。
その理由は、昨日のブログに挙げた通りですが、3月14日(月)の時点での東京電力の電力供給量が3100万キロワットに対し、3月23日(水)の時点で3750万キロワットと実に20%以上の供給量のアップが原因。もちろん節電により需要量の減少も寄与している。
当面の電力需要が4000万キロワットというから、あと250万キロワットの不足。200万キロワットの発電量を誇る東扇島火力発電所の稼働が3月末を目途というから、3950万キロワットまで3月末までに届くと予想される。すると、4月の初めには停電となる範囲は大幅に減少すると予想される。
すでにJRなどの交通機関は運行本数を大幅に改善させており、首都圏の生活は通常に戻りつつある。また、経済産業省の想定通り、ガソリン不足も本日にはかなり改善されている(筆者の周辺の人の談より)。日用品不足もかなり解消してきている。
このように生活状況が改善されつつあるが、計画停電についてはかなり不満が高まっている。23区で停電が実施されたのは、足立区7回、荒川区4回だけで両区長が「電力需要抑制のためには停電の対象を広くするのが合理的で公平なのに、対象地域を狭め、場合によっては1日6時間の停電を強いることは誠に遺憾」と東京電力に抗議した。東電は東京23区は人口が密集し、信号機やエレベーターも多い」(副社長談)と、混乱を避ける目的であると話したが、停電で生活が乱された世帯には理解を得られないのは当然とも言える。
また、ネットでは東京都内の娯楽産業(パチンコ屋)などの営業停止にすると73万世帯分の電力が供給できると、娯楽産業に批判を浴びせる人が多いが、それらの産業にも従業員がおり、いくら生活のためとはいえ、それらの産業を全停止にするのは机上の空論とも言える。また、娯楽がない生活も堅苦しいものになり、長期的には人間の健全な精神を妨げかねない。このような論には説得力が欠けると言える。
暗い兆し。東京都内の水道で210ベクレルの要素を検出。1歳未満の乳児の摂取制限が100ベクレルまでなのでおよそ2倍。福島県では福島第1原発から北西に約40キロの福島県飯舘村で採取した土壌から、1キログラム当たり16万3000ベクレルの放射性セシウム137が検出されたと発表された。放射性セシウム137はその濃度が半減するまで30年かかるとされ、今後の福島県内の農業への影響が懸念される。と同時に、福島県郡山市では農産品に影響がないのに出荷制限され、農家の人は泣く泣くホウレンソウを捨てる光景が目にされるそうだ。
センセーショナルな報道はすぐに噂になって広がる。例えばその報道が誤って訂正報道がなされたとしても、それはほとんど社会に影響を与えない。冷静な対応が求められる。「Back to Normal」(普段に戻る)の精神で、いつも通りの生活をしよう。それがこの大震災を乗り切る術だと思った。
その理由は、昨日のブログに挙げた通りですが、3月14日(月)の時点での東京電力の電力供給量が3100万キロワットに対し、3月23日(水)の時点で3750万キロワットと実に20%以上の供給量のアップが原因。もちろん節電により需要量の減少も寄与している。
当面の電力需要が4000万キロワットというから、あと250万キロワットの不足。200万キロワットの発電量を誇る東扇島火力発電所の稼働が3月末を目途というから、3950万キロワットまで3月末までに届くと予想される。すると、4月の初めには停電となる範囲は大幅に減少すると予想される。
すでにJRなどの交通機関は運行本数を大幅に改善させており、首都圏の生活は通常に戻りつつある。また、経済産業省の想定通り、ガソリン不足も本日にはかなり改善されている(筆者の周辺の人の談より)。日用品不足もかなり解消してきている。
このように生活状況が改善されつつあるが、計画停電についてはかなり不満が高まっている。23区で停電が実施されたのは、足立区7回、荒川区4回だけで両区長が「電力需要抑制のためには停電の対象を広くするのが合理的で公平なのに、対象地域を狭め、場合によっては1日6時間の停電を強いることは誠に遺憾」と東京電力に抗議した。東電は東京23区は人口が密集し、信号機やエレベーターも多い」(副社長談)と、混乱を避ける目的であると話したが、停電で生活が乱された世帯には理解を得られないのは当然とも言える。
また、ネットでは東京都内の娯楽産業(パチンコ屋)などの営業停止にすると73万世帯分の電力が供給できると、娯楽産業に批判を浴びせる人が多いが、それらの産業にも従業員がおり、いくら生活のためとはいえ、それらの産業を全停止にするのは机上の空論とも言える。また、娯楽がない生活も堅苦しいものになり、長期的には人間の健全な精神を妨げかねない。このような論には説得力が欠けると言える。
暗い兆し。東京都内の水道で210ベクレルの要素を検出。1歳未満の乳児の摂取制限が100ベクレルまでなのでおよそ2倍。福島県では福島第1原発から北西に約40キロの福島県飯舘村で採取した土壌から、1キログラム当たり16万3000ベクレルの放射性セシウム137が検出されたと発表された。放射性セシウム137はその濃度が半減するまで30年かかるとされ、今後の福島県内の農業への影響が懸念される。と同時に、福島県郡山市では農産品に影響がないのに出荷制限され、農家の人は泣く泣くホウレンソウを捨てる光景が目にされるそうだ。
センセーショナルな報道はすぐに噂になって広がる。例えばその報道が誤って訂正報道がなされたとしても、それはほとんど社会に影響を与えない。冷静な対応が求められる。「Back to Normal」(普段に戻る)の精神で、いつも通りの生活をしよう。それがこの大震災を乗り切る術だと思った。