最新鋭の戦闘機であるF35Aが墜落したようだ。
航空自衛隊に配備されて間もない新鋭機であり、夜間訓練飛行中の事故であった。現時点では機体の一部が見つかっているだけで、パイロットの消息さえ不明である。
未だ原因が分かっていないのだが、F35自体の墜落事故はほぼ初めてだと言ってよい。それだけに日本の防衛省だけでなく、アメリカ軍にとっても衝撃であり、現在捜索活動にも協力しているようだ。
推測や想像だけで記事を書くのはプロならばイケないことでしょう。でも私はド素人なので、好き勝手書いてしまいます。
旅客機などのパイロット席を、映画などで見ると計器が縦横無尽に並んでおり、いったいどうなっているのか分からないと思います。それは戦闘機のパイロット席も同様です。
プロペラ機ならいざ知らず、ジェットエンジンを搭載した航空機の操縦は、非常に複雑、かつ煩雑なものになってしまいました。これは人間の視力では情報を追い切れない高速で飛行するが故に、観測機器を多数必要とするからでもあります。
目的地まで飛行するだけの旅客機とは異なり、戦闘機は偵察、攻撃とやることが多い。ただでさえ操縦が複雑なので、そのために副座席を設置した戦闘機が登場したのも無理はなかった。
しかし、コンピューターの発達により、かなりの部分を機械に任せることが出来た。その一つの完成例が、アメリカ軍で今も現役で活躍するF18である。偵察、対戦闘機戦、地上爆撃、艦船攻撃と多用途に使える万能機である。
ところがこのF18はパイロットからの評判が悪かった。コンピューターを多用したその操縦は、非常に煩雑で誰にでも操縦できる機体ではなかったからだ。
その反省を踏まえて開発されたのが、今回墜落したF35である。元々、アメリカのみならず世界中で使われることを前提にした機体である。だから、その操縦性能は、当初からパイロットが操作しやすいように苦労して設計されている。
つまりヒューマン・エラー(人為的ミス)が生じにくい設計である。多くの航空事故は、このヒューマン・エラーに起因することを踏まえた優れた設計だとされている。そのF35が夜間訓練飛行中に墜落したのである。
未だ機体も、パイロットの消息も不明であるが、私は今回の事故はヒューマン・エラーではなく、製造というか組立工程のミスではないかと考えている。
F35の製造自体はアメリカ本国で行わるが、その修理、組み立てなどはアメリカ以外では世界に二か所あるのみ。その一つが日本であるのだが、このF35は機密事項が多い為、一部は日本人技術者が関わることができない。
元々、日本は製造技術が高く、特に整備では定評がある。それを評価しての日本での組み立てであることはアメリカ軍も認めている事実である。しかし、世界最先端の技術を多用するが故に、日本人を排して一部は組み立てられる。
おそらくだが、この先海中に沈んだ機体を発見しても、その墜落原因が判明するのには、かなり時間がかかるものと推測される。というか、本当の原因が公表されるのか、私はいささか疑問に思っている。
自国で開発され、製造された機体ならば、こんなことはないのでしょうけどね。まァ隠蔽気質は日本にもありますけど。