組織というものは、大きければ大きいほど内部の不正を隠したがる。
数年前、伝統あるアメリカンフットボールの名門である日大アメフト部が監督の指示で相手チームの選手を大怪我させたことが発覚した。当初は否定し、逃げ回った日大側だが最終的には認めざるを得ず、外部から理事を入れて、経営体質の刷新を図った。
しかし、巨大な組織故に内部で不正を処理して、表ざたにしたがらない体質は改善されていなかった。それが分かったのが、今回の日大アメフト部員のマリファナ及び覚醒剤所持事件であろう。
既報によると日大アメフト部では既に内部調査で薬物使用について分かっていたようだが、大学の面子を気にする経営陣がそれを隠蔽しようと画策していたようだ。しかし、それを良しとしない人たちがマスコミに漏らして事を大きくして、遂に警察が動き出す低落である。
外部から招聘された理事である林真理子がマスコミに向かって謝罪を繰り返していたが、本当に謝罪すべき隠蔽の実行者こそ表に出すべきであろう。それをしないのは、今後も同じように不正の隠蔽をするつもりだとの宣言に他ならないと思う。
林真理子を前面に出して謝罪させているのは誤魔化しに過ぎない。それを黙認しているマスコミ様ってどうよと思わざるを得ませんね。
追記 明日月曜日は朝から夕方まで多忙なので、休日出勤中に投稿した次第です。