私が心臓の手術を受けたのは11月半ばのことだ。
鼠蹊部からカテーテルを挿入しての手術であるため、身体への負担は軽い。だからこそ術後二日後には退院できた。早く仕事に戻りたかったので、これは非常にありがたい。
ところが、やはり体への影響は大きい。昨年二度にわたり大腸ポリープの除去手術を行った時よりもはるかに体力が落ちた。それに気が付いたのは、朝の出勤時である。
私は若い時から早歩きであった。スタスタと軽快に歩く。リズムに乗って素早く歩くこと、それ自体が好きであった。おかげでデートの際、同行する女性に嫌がられたほどで、そこでようやく自分が早歩きだと自覚するくらいに無自覚に歩くのが速かった。
それなのに現在は十代の若者、それも女子高生と思われる子に抜かれる有り様である。いや、自分と同世代の中高年にも抜かれている始末である。
おかしい、9年前の心筋梗塞の際も、退院後体力の衰えは感じたが、これほど顕著ではなかった。でもよくよく考えてみると、私も今年で還暦だ。世間一般では定年退職の年齢であり、中高年のうち高齢者に近い年齢でもある。
つまり年齢による衰えが、相当に影響を与えているのだろう。
普通に考えれば出てくる結論だが、私は嫌なことは見なかったことにしたがるナマケグマである。嫌なんだよね、自分の老化を認識するのは。
でも、やっぱり自覚せざるを得ない。もう老ナマケグマなんだよね。別に長生きしようとは思わないが、まだまだ元気なつもり。でももう努力しないと健康は維持できないお年頃なのだな。
さりとてランニングは許されそうもない。そうなると散歩かサイクリングだな。自転車で都内の古本屋を巡るのは好きだったけど、最近はサボり勝ち。先日、久々に走ったら閉店した古本屋が多くて精神的にめげたのも一因。
いや、まだ手はある。今度は自転車で都内の美味しい和菓子屋やパティスリー巡りをしよう。かなり走行するから、多分カロリーは大丈夫なはず。脚の筋力もつくはずだしね。
馬の目の前にニンジンをぶら下げるが如く、ナマケグマの目の前にも美味しい貢物が必要なんだよね。
私はヌマンタさんの2学年下です。もともと耳が良くないのに、ボソボソした声だと聞き返さねばならないし、人名は物品名がとっさに出てこない事が増えました。目上の方に聞くと、そりゃ加齢だよと。
55 になった時に降雪の翌朝に、高尾山の6号路の沢沿い道を行くと、
夜明け前に入山したのに、20人くらい抜かれました。途中つらくて何度も休まないとならないし。ふらふらして沢に滑落しそうなるし。その時から退化する一方です。人は誰しも老いるので仕方ないと思いますが、
今はビバーク装備を持つような登山は完全にやめました。55までなら廃道とか面白がって歩いてましたが( ´Д`)=3
里山も秩父や三浦アルプスとか、けっこうに危険ある低山も多いですし。ヌマンタさん仰るように里山は侮れない。丘陵歩きや自然公園の散歩で茶を濁してますが、幾つまでそれもできるか……トホホ。
日本一歩くのがせせこましい大阪府民です。東京で人の歩くのが遅くて驚きました。
最近の若い子は歩きスマホでたらたら歩いているのでイライラしています。
このイラチな性向がストレスにならないか心配です。
歩くのが遅くなったのは、鼠径部からカテーテルを入れたからとかではないのですか?
そのうちに戻るのでは?
体力が年齢とともに落ちていくのは仕方ないですし、まあ健康が維持出来ればOKですよ。
私も歩くのけっこう早いです。大抵の人よりはやいですが、たまに背の高い男性の歩くのにかなわない事があって、「チキショ~」ってなるくらい早いです。(笑)