先月末、旭川市の中学生いじめ問題のため立ち上げられた第三者委員会は中間発表を行った。
一言で言えば「いじめはあった」である。
遅い、遅すぎる。一年前の旭川市の発表では昨年9月に中間発表の予定であった。ところが実際にはその半年後になり、ようやく中間答申が公表される有り様。
いじめはあった?!
これまで徹底して「いじめはなかった」としてきた某中学校関係者や旭川市前市長らの面子を潰す発表ではあるが、そんなことは誰もが知っていた。ただ、当事者たちが認めなかっただけだ。
それどころか、この問題解決を公約に掲げた新・旭川市市長を陰に日向に妨害していたようで、市長から国会及び霞が関に応援要請まで出る始末。そこまでして、この問題を隠ぺいしたいのか。
十代前半の女の子を死に追いやるまでした悪質なイジメを隠ぺいしようとする教育関係者の多さに吐き気がします。この問題、絶対に風化させてはいけません。隠し通せば逃げられるという悪しき前例を固定化してしまいます。
繰り返しますが、この問題の本質は犯罪を隠ぺいして加害者を守ろうとすることにあります。被害者よりも、加害者を救済しようとする誤った倫理観が人の心を荒廃させる。
更に付け加えるならば、この犯罪隠ぺいは人の心に伝染し、何度も発症します。
実際、旭川市においては、過去にも同様ないじめ隠蔽がなされていたはずだとの報道を散見します。既に時効なのかもしれませんが、問題の本質は「犯罪も隠し通せば大丈夫」だと人を傷つける行為を増長させることでしょう。
私はこの問題は、しつこく取り上げるつもりです。嫌な事件だから、忘れさせて欲しいと思う方もいるでしょうが、それでは第二、第三の被害者が出てくることが明白です。
教職員組合関係者や、彼らを支持母体とする政治団体は嫌でしょうけど、私は絶対許さない。今後も追い続けていきます。
ケッ!