>多くのウサギが生息している島として知られる広島県竹原市忠海町の大久野島でウサギを蹴ったとして、竹原署は22日までに、動物愛護法違反の疑いで大津市、会社員堀田陸容疑者(25)を現行犯逮捕した。蹴られたウサギはその後死んだ。
環境省中国四国地方環境事務所や署によると、昨年11月26日から今月12日にかけ、計77匹のウサギが骨折やけがなど不自然な状態で死んでいるのが確認された。島内には半野生化したウサギ500匹程度が生息しているという。
最初、この報道をラジオから聴いた時、私は驚いた。高校、大学とWV部でひたすら登山に傾倒していたが、実は野生のウサギを見たことは一度もない。別に不思議なことではない。ウサギは野生の世界ではネズミと並ぶ弱者であり、多くの捕食動物たちの餌である。
あの長い耳は捕食者を警戒するために発達したものだし、身体に比して大きい後ろ足は捕食者から逃れるためのものだ。余談だが、猫はネズミよりもウサギを狩るほうが多い。何故なら小さいネズミよりもウサギのほうが可食部分が大きいからだ。これはフクロウやキツネも同様らしい。
つまり本来、ウサギは警戒心が強く、しかも逃げ足の速い生き物である。普通なら足も遅く、動きも鈍い人間なんざに蹴り殺されるはずがない。
変に思って調べてみたら、この大久野島はウサギ島として有名で、観光地としてウサギが餌付けされていた。だから人間に対して警戒心が薄いようなのだ。だからこそ鈍重な人間なんざに蹴り殺されたのだろう。
まったく人間が野生に関わると碌なことがない。そういえば小学校などで飼育されているウサギなどをイジメ殺すのは決まって人間である。命の大切さを教える意図はあったのだと思うが、むしろ却って命を弄ぶ人間の残虐さを見出してしまった気がする。
ちなみにペットとして人慣れしている犬や猫は、滅多に人に殺されることはない。身近で人間を見ているだけに、その危うさにも気が付いているのかと思ってしまいます。なお、良くも悪くも人慣れしている奈良の鹿は、体力が強いので素手の人間に殺されることはまずあり得ない。本来、人間は個体としてさほど戦闘能力がある訳ではありません。
だからこそ無邪気に人慣れしている大久野島のウサギを狙ったのでしょう。この犯人、もしかしたらイジメられっ子かもしれません。だからって罪が減じられるべきだとは思いませんけどね。
山でウサギは2度ほど見たことあります。でも、あっと言う間に走り去って撮影はできませんでした。夏は茶色、冬は白と保護色だし、見つけにくい。
観光地のウサギだから、警戒心なかったのね。でも、蹴り殺すはないわー
それはともかく、まぁ一家4人惨殺&強姦事件を起こした19歳(少年法でも死刑になった)とか観ても、秋葉原の事件にしても、いじめっ子が長じて起こした凄惨な事件は多い。根本的にイジメは悪いが、結局はその子に逃避の場を与えるか、その子が腕力を鍛えるかしかない!
何故ならばイジメは集団の能力を均質的にする為の本能であり、無くならない問題だから!
身も蓋もない話しですが。
ヌマンタさんみたく凶暴(失礼!)に反撃して、相手にもリスクを体であ学ばせるしかないんですよ。それが不可能なら転校させたり、一度、集団から引き離すしかないでしょう。スクールカースト的なものは無くなりませんよ。残念ながら。イジメを無くそう運動はムダではありませんがね。けど解決策にはならない!