変わらない国、変われない国、それがコリアだ。
傍から見ていると滑稽極まりない。なにせ現職の大統領を内乱罪で取っ捕まえて喜んでいるおバカっぷり。
まぁ大統領も焦り過ぎたとは思うが、野党のおバカ加減も相当なものだ。少し調べたら、馬鹿らしさを通り越して脱力していまった。
現在の南コリアの国会は、与党が少数派で野党が多数派となっている。それをイイことに野党は尽く与党の政策を否決し、有権者受けする軽薄な法案を通そうとする。三権分立が理解できぬ痴呆ぶりで、裁判官から判事まで人事に異を唱える。
何故かというと、ハンガーストライキをやろうとして失敗した野党の有力大統領候補が、現在法令違反で有罪となりそうだからだ。それを阻止するためには、政府の機能を阻害し、大統領を罷免に追い込むしかない。
野党の無茶ぶりに切れた現大統領が、野党の振る舞いを内乱だと看做して強硬策に打って出たのが戒厳令発布であろう。でも、これは与党内からも反発を受けての尻つぼみ。おかげで大統領自身も法の訴追を受けそうな惨状である。
なにが馬鹿らしいかというと、実は韓国経済は今崖っぷちなのだ。既にIMFから警告を受けているが、経済の大本と言ってよい半導体の輸出が減少している。また自動車産業もEVに偏りすぎて拙いことになっている。その証左に一ドル1500ウォンの大台に入り、大幅な輸入赤字に苦しむ。国内は不動産バブルが弾け、企業だけでなく個人債務も増加の一途を辿っている。
まさに危機的な状況なのに、与党と野党が共に足の引っ張り合いをしている。この半島の民はいつもそうだ。かつてモンゴルの脅威に晒された時も、あるいはロシアと大日本帝国の板挟みになった時も、外交上の危機を無視して内部で権力闘争に終始する。
現実を見ずに、世界最優秀民族はウリなりとの妄想に逃げ込み、結果的に愚かしい残酷さに悲嘆する。
まぁ日本としては対岸のバカ騒ぎだと冷笑していれば良いだけ。っと思っていたら、よくよく鑑みると日本も偉そうなことを言えない。長年自民党の最大派閥として権勢を振るっていた旧・安倍派が後継者を決められない間隙を縫って登場した岸田は、国政ほったらかしで安倍派潰し。
結果景気の低迷からの不人気に首相の座を降りたが、権力の美酒に憑かれてキングメーカーとして人望なしの石破を応援して首相の座に押し上げた。石破は少しでも人気が欲しくて、少数意見を取り上げようとして却って不興を招く間抜けぶり。
その点を見抜かれてトランプから冷遇される。頭も良いし勉強も出来るが、バカは直らないようで、人の気持ちが分からない。だから役人の作文は良く理解できるが、国民が望んでいるものは理解できない。
そんなボンクラを選んで押している岸田らと、いつ手を引くかを考える他の政治家たち。よくよく考えると、半島のおバカさんたちと大差ないのが実情だろう。そんなバカたちしか選べない日本の有権者も相当に不幸で間抜け、つまり自業自得なのですけどね。