多分、マスコミ様は書かないだろうから私が書いちゃう。
これから確定申告の時期を迎えるが、政府はその納税方法を従来の納付書による納付から、キャッシュレス納税に切り替えたいと考えているようだ。従来は銀行口座からの振替納税を推奨していたが、それに加えてインターネットバンキングによる納付、クレジットカード納付、スマホアプリ納付などを推進していく。
この程度は行政サービスの一環として、記者クラブで配布される資料通りの報道をするだろうが、おそらくデメリットなどにはあまり触れないと思う。それが出世コースにのったサラリーマン記者の鑑である証左である。
でも、あたしゃそんなこと知っちゃこっちゃないので、もう少し突っ込んで書いてしまう。
まずオンライン申請は従来の書面による申請よりも利便性が高いとされている。それは嘘ではないが、すべてではない。私も多様しているぐらいだから便利さを否定する気はない。特に切手代の値上げが続く昨今は、オンライン申請のありがたみを実感しています。
しかし、よく注意しないと間違いが生じやすい。従来の書面による振替納税の申請は所得税と消費税を一枚の書面で出来た。ところが何故だかオンラインだとそれぞれに申請が必要となる。更に書面の場合は代理申請(主に税理士がやっていた)が可能だが、オンライン申請は納税者当人の申請が必要となる。
またインターネットバンキングは専用口座が必要となるが、これがけっこう手間がかかる。急ぎの場合は間に合わない可能性があるから注意が必要です。特に確定申告期は申請が集中する可能性があるので、余計に危うい。
次に昨年から急激に増えたスマホによる申告に併せて、スマホアプリによる納税が可能となった。ところがこれは申告額が30万円以下の制限付き。何故かは分かりません。
そして最後に要注意なのが、クレジットカードによる納付です。これはカード会社によってはポイントが付くせいか、近年利用者が増えています。しかし、これも金額の制限があるので、事前に調べておく必要があるでしょう。そして最大の問題は手数料。昨年までは1万円につき88円でしたが金利上昇に伴い今年は94円程度にアップします。まだ正確に計算比較はしていませんが、カード会社によってはポイントよりも高い手数料になる可能性があります。
多分、他にもいろいろと細かいデメリットがあると思いますが、実際にやってみないと分からないと予測しています。まぁマスコミ様はキャッシュレス納税の利便性のメリット中心で報道をするでしょうけどね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます