サルは木から落ちてもサルだが、政治家は議席から落ちればただの人。
落ちてみても馬鹿が直らず再当選すれば、投票した有権者が馬鹿。それが民主主義だと思う。
しかし自らの正しさに酔い痴れる政治家は後を絶たない。多分、落選しても馬鹿は直らないだろうと思う。サルだって反省するポーズぐらいはとるが、彼らは反省するポーズすらとらないから始末が悪い。
現状、日本は問題だらけ。米をはじめとして食料品、電気、ガス、水道と生活に必要な支出は増えるばかり。そのわりに給与は上がらない。財政の健全化を強要する一方で、先輩であるキャリア官僚OBたちへの支出(特別会計)を削る気はない財務省。
その財務省に尻尾振って予算のおこぼれに与かろうとする与党政治屋と官僚天下り企業。いくら最低賃金を法律で上げようとしても、売上が上がらなければ払えない現実が見えてない。だからこそ非課税枠の103万円を上げて低所得者の手取り賃金を増やそうとする政策は、ここにきて徹底的に無視だ。
一方、外交音痴以上に対人コミュニケーション音痴の石破首相は、無理にイニシアティブを取ろうとして馬鹿をやらかす。国際会議の場で座り込んでスマホに夢中な政治家なんて、参加させちゃいけないと思う。そもそも相手が立って握手を求めるに、座ったまま応じるって何様である。
石破を操ろうとした岸田・前首相も頭を抱えているだろうと思う。まさかこれほどの政治音痴だとは思っていなかったと後悔しているのではないか。
これが今の政権与党の体たらくだと思うと、次の選挙は危ういはず。ところが肝心の野党が斜め上にひねくれている。
またしても安倍派の会計責任者を参考人招致して、自民党の金権体質をさらし者にして、自らの健全さをアピールしたいらしい。
本当にバカだと思う。誰が今更そんなことを望んでいるのか。今望まれているのは、清廉潔白で高潔な政治家の登場ではない。今の日本が抱える問題に解決策を提示してくれる政治家であり、未来に希望を持たせてくれる政治家だ。
もっといえば、黒い猫だろうが白い猫だろうが、ネズミを捕ってくれる猫こそが求められている。それが分からない野党だからこそ、万年野党の座に留まっている。
誤解されても困るが別に金権政治を容認しているのではない。それを裁くのは司法の問題であり、司法が十分機能出来るように立法を定めるのが国会の役割だ。国会は金権政治を許容する場ではいけないが、金権政治を裁く場ではない。
本来ならば、103万の壁を壊すことに抵抗する役所と戦うべきなのだろうが、今の野党には役所の力を借りないと政治が出来ない(民主党政権がその典型だ)が故に、国民の生活を向上させる政策論争は避けたい姿勢が見え見えだ。
そんなので次の政権を目指すと云われても鼻で笑ってしまう。
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