漫画雑誌の流行り廃りは激しい。毎年何十点も新たに発刊され、同じくらい廃刊となる。
私が中学生くらいだと思う。二足歩行の猫が人間と共生している不思議な世界を描いた漫画が、ある月刊誌に掲載されていた。それが表題の作品だ。私は同じ雑誌に掲載されていた石川賢の「魔獣戦線」のほうが気になっていたので、暇な時しか目を通さなかったが、なんども不思議な味のある絵だったので、作者のマスムラヒロシの名は覚えていた。
その雑誌は廃刊になったが、他の雑誌でマスムラヒロシは似たような漫画を描き続けていた。読んだ人は分かると思うが、この猫=ヒデヨシは全然可愛くない。むしろ、ちょっと小憎らしいくらいだ。当時はファンタジー系の漫画は、あまり人気がなく、どちらかといえばカルト的な人気であったと記憶している。
それでも、マスムラヒロシ以外には有り得ない絵柄と独特の世界観が、奇妙に居心地がよく、私は時折読んでいたのですが、なにせいろいろな雑誌を渡り歩いた漫画なので、一貫したストーリーが掴みにくいのが難点でした。単行本も何冊か出ていますが、全部そろえるのは至難の業といわれた幻の漫画でした。
あれから二十年以上たって、最新のCG技術を駆使して映像化され、映画となったとは驚きです。これを機に、単行本がまとめて発刊されるといいのですがねえ。
私が中学生くらいだと思う。二足歩行の猫が人間と共生している不思議な世界を描いた漫画が、ある月刊誌に掲載されていた。それが表題の作品だ。私は同じ雑誌に掲載されていた石川賢の「魔獣戦線」のほうが気になっていたので、暇な時しか目を通さなかったが、なんども不思議な味のある絵だったので、作者のマスムラヒロシの名は覚えていた。
その雑誌は廃刊になったが、他の雑誌でマスムラヒロシは似たような漫画を描き続けていた。読んだ人は分かると思うが、この猫=ヒデヨシは全然可愛くない。むしろ、ちょっと小憎らしいくらいだ。当時はファンタジー系の漫画は、あまり人気がなく、どちらかといえばカルト的な人気であったと記憶している。
それでも、マスムラヒロシ以外には有り得ない絵柄と独特の世界観が、奇妙に居心地がよく、私は時折読んでいたのですが、なにせいろいろな雑誌を渡り歩いた漫画なので、一貫したストーリーが掴みにくいのが難点でした。単行本も何冊か出ていますが、全部そろえるのは至難の業といわれた幻の漫画でした。
あれから二十年以上たって、最新のCG技術を駆使して映像化され、映画となったとは驚きです。これを機に、単行本がまとめて発刊されるといいのですがねえ。