少し前のニュースですが、イスラエルの占領下にあったパレスチナ自治政府のもとで行われた選挙で、ハマスが圧倒的多数を占めました。
これまでイスラエルに対する武装闘争を訴えてきたハマスを、有権者が支持したわけです。これって、簡単に言えば、民主主義が戦争を肯定したことでもあるはずです。まあ、実際は現自治政府の腐敗に対する批判票も、相当数含まれているはずですが。
しかし、アメリカは盛んに民主主義の拡大を叫んでいましたが、その心中はいかがなものでしょう。民主主義のもと、選挙権を行使した結果が、アメリカを否定することになった皮肉な現象を、当のアメリカはどう考えているのでしょうね。
他人事ではありません。日本にも、民主主義絶対信者が少なからず存在します。民主主義になれば、世界が平和になるなどと、根拠のない空論を信じ込んでいる人たちは、今回のハマスの勝利をどう考えているのでしょうかねえ~?
私の観た所、日本の民主主義絶対信者は、特に深くは考えてはいないでしょう。あの方々は、自分たちが世間から「良い人」に見られることこそが大事ですから、信じているのは自らの善人性だけでしょう。民主主義が正しいかどうか、なんて考える価値のないことなのでしょう。
だからこそ、戦前は「天皇万歳!!」と叫んでいたことを簡単に忘れ、戦後は「民主主義万歳!!」と、いとも簡単に立場を変更できるのでしょう。それゆえ、私はこの手の民主主義絶対信者の口にする「戦争の反省」なんぞ、まったく信用していません。
まして、戦争を否定すれば平和な世の中になるだなんて妄想は、日本にとって危険極まりないものだと考えています。平和を守る事と、戦争を否定することは、必ずしも一致しない。なぜこのような歴史上の事実から学ぶべき教訓を直視しないのか?平和を望むならば、そのために現実的な努力をすることは必要不可欠だと思うのです。信じているだけでは救われないと思うのですが、信じきっているお方々には、馬の耳に念仏なのでしょうねえ・・・
アメリカは これまで ドイツや中国や ビンラディンなど育てては つきはなすということを 繰り返してきました 敵がいないと ひとつにまとまらない国だから戦争が なくなってしまうと 困るのです 大統領自身が 軍事産業は 国の根幹であると公言してますから