明けましておめでとうございます。
ありふれた新年の挨拶ですが、この退屈ささえ感じ、創意工夫もなにもない慣用句を使える幸せを味わいたいものだと思うのです。
なにせ昨年は震災、原発、停電、台風と迷走する民主党政権と異常事態ばかりが目立つ年でした。当たり前のことが、当たり前でない現実に振り回された一年でもありました。
昨年の干支はウサギなので飛躍の年かと期待してみれば、避難と被災の年であったとんでもない一年でした。だからこそ、何気ない慣用句を迷わずに口にできる平凡な一年、平穏な一年と期待したくなるのです。
今年の干支は辰です。いわゆる龍、西欧風だとドラゴンです。シナの大地では、天空を走る稲光を龍に見立てたと云われています。
宇宙に浮かぶ米露協同運用のスペースステーションから撮影された映像のなかに、雲の中を縦横に稲光が走るものを観たことがあります。
地球の上空では、常に大気の中の摩擦から生じる電光が、雲の中を駆け巡っており、そのエネルギーは数百億ジュールだと科学エッセーで読んだこともあります。
現代の文明は、電気エネルギーに支えられており、その電気は火力発電、水力発電、そして原子力発電で賄われています。自分たちの上空数十キロメートルには、人類の建造した発電所のすべてを合計したよりも巨大な電気エネルギーがあるにも関らず、地面を深く掘り、山を切り崩して発電しなければならない。それが現在の人類の技術力の程度を示しているといったら言い過ぎでしょうか。
昨年は人智では計り知れぬ巨大な自然の力に迄Mさせられた年でもありました。天を駆ける龍の姿を思い浮かべながら、人間の儚さ、弱さ、小ささを自覚して、自然に対して謙虚な気持ちを持つべきなのでしょう。
人間のすることに完璧は無い。どんなに努力しても、それは100%にはならず、常に不確定の要素が付きまとう。それでも敢えて完全を目指して努力する。その努力の積み重ねが明るい未来の土台になる。
龍にあらざる人間は、敢えて天に昇る必要はない。ただ、大地を力強く踏みしめて、天を仰いで己の小ささを自覚しつつ、自らの手足の届く範囲で全力を尽くす。
詰まるところ、飛躍でもなければ転機でもない。何気ない当たり前のことを、当然にするだけ。そんな一年にしたいと思います。
ありふれた新年の挨拶ですが、この退屈ささえ感じ、創意工夫もなにもない慣用句を使える幸せを味わいたいものだと思うのです。
なにせ昨年は震災、原発、停電、台風と迷走する民主党政権と異常事態ばかりが目立つ年でした。当たり前のことが、当たり前でない現実に振り回された一年でもありました。
昨年の干支はウサギなので飛躍の年かと期待してみれば、避難と被災の年であったとんでもない一年でした。だからこそ、何気ない慣用句を迷わずに口にできる平凡な一年、平穏な一年と期待したくなるのです。
今年の干支は辰です。いわゆる龍、西欧風だとドラゴンです。シナの大地では、天空を走る稲光を龍に見立てたと云われています。
宇宙に浮かぶ米露協同運用のスペースステーションから撮影された映像のなかに、雲の中を縦横に稲光が走るものを観たことがあります。
地球の上空では、常に大気の中の摩擦から生じる電光が、雲の中を駆け巡っており、そのエネルギーは数百億ジュールだと科学エッセーで読んだこともあります。
現代の文明は、電気エネルギーに支えられており、その電気は火力発電、水力発電、そして原子力発電で賄われています。自分たちの上空数十キロメートルには、人類の建造した発電所のすべてを合計したよりも巨大な電気エネルギーがあるにも関らず、地面を深く掘り、山を切り崩して発電しなければならない。それが現在の人類の技術力の程度を示しているといったら言い過ぎでしょうか。
昨年は人智では計り知れぬ巨大な自然の力に迄Mさせられた年でもありました。天を駆ける龍の姿を思い浮かべながら、人間の儚さ、弱さ、小ささを自覚して、自然に対して謙虚な気持ちを持つべきなのでしょう。
人間のすることに完璧は無い。どんなに努力しても、それは100%にはならず、常に不確定の要素が付きまとう。それでも敢えて完全を目指して努力する。その努力の積み重ねが明るい未来の土台になる。
龍にあらざる人間は、敢えて天に昇る必要はない。ただ、大地を力強く踏みしめて、天を仰いで己の小ささを自覚しつつ、自らの手足の届く範囲で全力を尽くす。
詰まるところ、飛躍でもなければ転機でもない。何気ない当たり前のことを、当然にするだけ。そんな一年にしたいと思います。
それにしても景気回復、真剣に望みます。ひどい年末でしたよ、昨年は。日本の製造業は、真剣に危機だと思いますね。
でも、だからといって不幸だとは思いません。停滞は平和の別名かもしれませんし、戦乱は新しい時代の幕開けに向けて避けられぬ通過点かもしれないからです。
常に明るい希望をもって生きていたいものです。
今年こそは穏やかな年となることを祈ります。
自然の驚異に人間はなす術はないけれど、それを乗り越える力を与えられているのもまた人間であると信じます。
今年は身近なところから、少しずつ「備える」ことを考えていこうと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします☆
って、もう3日ですが。
今年は展覧会にも行ける余裕があるといいですね。
けいきかいふくぅ~~~~!!!
去年は自分的にも大変な年でした。今年は平穏無事でと願います。
でも「事故で人生観変わった?」という問いに「全然」と即答したので、何かやらかすかも知れません。
今年は辰年。干支の中では唯一の架空の生き物。それだけに、特別な年っていう気持ちも湧きます。
ヌマンタさんがおっしゃてる様に、自然の力に対してなすすべのない人間の無力さを再確認すべきであると同時に、この災害からまた一歩前進する事こそ必要な事だと思います。
そうやって少しづつ人間社会は進歩してきたのだから。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
<(_ _)>