絵を見ればすぐ分かるが、永井豪のアシスタント出身の漫画家だ。けっこう息の長い人で、一番ヒットしたのは、「ゲッターロボ」だと思う。
TVアニメの「ゲッターロボ」はほとんど見てないが、週刊少年サンデーで連載されていた漫画はけっこう好きで、多分単行本も揃えてあると思う。
石川賢という漫画家は、一つのテーマに固執する性分のようで、「ゲッターロボ」自体も続編というか、発展編とでもいうのか、シリーズ化して何作も類似の作品が出ている。他のシリーズものにも共通しているのだが、異世界と現実世界の融合、世界観の再構築に強い関心があるようで、このテーマに固執しすぎるが故に、なかなかに読者受けするヒット作を描けずにいる感が強い。
表題の作品は、今は廃刊になった雑誌に2年ほど連載されていた漫画です。人間と動物を融合させて、新しい人類を創造し、神の復活を迎えるという石川賢独特の世界観が炸裂している伝奇SF漫画でした。しかし、残念ながら雑誌の廃刊とともに長く休載していました。
最近のリバイバル・ブームに便乗したのか、「魔獣戦線」も続編が出てますが、これもいつまで続くやら。親分の永井豪も過去の作品のリバイバルをずいぶんとやっていますが、必ず売れ線をはずしてこない上手さがあります。でも弟子の石川賢は、その点で不器用というか、一途というか自分のテーマに拘り続けています。だから休載、未完成が相次ぐのでしょう。
かなりの漫画好きでないと知られていない、このマイナーな漫画に私が拘るのは、「魔獣戦線」がキリスト教にアイディアを得て、復活というテーマを背景に強く入れているからです。永井豪も「デビルマン」で神と悪魔の在り方を覆していますが、弟子の石川賢は「復活」を材料に再構築したいようなのです。
多分、今回も休載に終わりそうですが、なんとか最後まで書きとおして欲しいものです。
TVアニメの「ゲッターロボ」はほとんど見てないが、週刊少年サンデーで連載されていた漫画はけっこう好きで、多分単行本も揃えてあると思う。
石川賢という漫画家は、一つのテーマに固執する性分のようで、「ゲッターロボ」自体も続編というか、発展編とでもいうのか、シリーズ化して何作も類似の作品が出ている。他のシリーズものにも共通しているのだが、異世界と現実世界の融合、世界観の再構築に強い関心があるようで、このテーマに固執しすぎるが故に、なかなかに読者受けするヒット作を描けずにいる感が強い。
表題の作品は、今は廃刊になった雑誌に2年ほど連載されていた漫画です。人間と動物を融合させて、新しい人類を創造し、神の復活を迎えるという石川賢独特の世界観が炸裂している伝奇SF漫画でした。しかし、残念ながら雑誌の廃刊とともに長く休載していました。
最近のリバイバル・ブームに便乗したのか、「魔獣戦線」も続編が出てますが、これもいつまで続くやら。親分の永井豪も過去の作品のリバイバルをずいぶんとやっていますが、必ず売れ線をはずしてこない上手さがあります。でも弟子の石川賢は、その点で不器用というか、一途というか自分のテーマに拘り続けています。だから休載、未完成が相次ぐのでしょう。
かなりの漫画好きでないと知られていない、このマイナーな漫画に私が拘るのは、「魔獣戦線」がキリスト教にアイディアを得て、復活というテーマを背景に強く入れているからです。永井豪も「デビルマン」で神と悪魔の在り方を覆していますが、弟子の石川賢は「復活」を材料に再構築したいようなのです。
多分、今回も休載に終わりそうですが、なんとか最後まで書きとおして欲しいものです。