人気のアメリカン・コミックであるX―MENにおける人気キャラクターの一人、ウルヴァリンは変わり種だと思う。
宇宙一堅い金属であるアダマンチュウムを骨格に移植された人造ミュータントであり、その特徴ある長い爪上の武器で暴れることで知られている。だが、彼をミュータントたらしめているのは、その何でも引き裂き、貫く爪ではない。
ウルヴァリンの最大の能力は驚異的な治癒能力にこそある。その治癒能力に衰えがみえてきた。さて、どうするウルヴァリン?
白状すると、私はそれほど、このX―MENシリーズのファンという訳ではない。ウルヴァリンにしたところで、どちらかと云えば、この孤立癖のあるイライラおじさんもそれほど好きではない。
ただ、今回はウルヴァリンの娘が出てくると聞いていたので、少し興味を持って映画館に足を運んだ。
で、驚いたのはウルヴァリンを演じるヒュー・ジャックマンが老けたこと。当たり前じゃないかと云われそうだが、こんな老け方をするとは思っていなかった。どちらかといえば、痩身に孤独感を醸しだす渋い壮年のウルヴァリンを期待していた。
が・・・
ネタバレになるので詳しくは書かない。でも、酷薄な言い方だとは思うけど、プアーホワイトのあまり幸せそうでない老け方に、少々驚いた。ある意味、アメリカ社会の冷淡な現実を見せつけられた気がする。
それはX―MENのリーダーであったチャールズも同じこと。もちろん、映画の背景である、追い詰められたミュータント達という設定に沿った姿ではあるのだけれど、いささか見たくない姿でもあった。
娯楽作品として、どうよと思わないでもない。私の邪推だけれど、アメリカ社会は、どこかでアニメを低く看る傾向がある。だからこそ、大人の鑑賞に堪えうる作品を作ろうと意気込みが、このリアルさに反映しているのだと思っている。
もっと素直にアニメを楽しめないものか。そんな不満を抱きつつも、最後までしっかり鑑賞しましたよ、この映画。まァ、日本でも人気の高いウルヴァリン・ファンなら楽しめる小ネタもけっこう仕込まれています。
ヒュー・ジャックマンは、これが最後のウルヴァリンだそうです。もう年齢的にも厳しいのかも。でも、まァ、娘ウルヴァリンも悪くないので、今後に期待しますかね。
私も今日、見てきました!
ヌマンタさんの記事を読んで、あまり期待しないでおこう・・と思ってたのですが、これは個人的にはとても気に入りました!
でも確かに、これはX<<塔tァンの中では、賛否両論になるのはやむを得ないでしょうね・・。
特にチャールズ(プロフェッサー)がね~。
そう言えば、プロフェッサーってジーンに粉々にされちゃたはずなのに、何で生きてるんだろう?って思ってましたが、「フューチャー&パスト」の時に歴史が変わったんでしたよね?確か。
ローガンは200年くらい孤独に戦い続けてきた男なので、最後に安らぎを与えてあげたラストシーンはとても良いと思いました。
また後日、記事にしてみます。(^^♪
正直、娯楽作品として、どうよとの思いはあるのですが、未来への希望が託された点は評価したいです。
ただ、せっかく娘ウルヴァリンを出しながらも、この作品は子供向けではなく、大人向けなのがねぇ。そこが、ちょっと気になっています。
遅ればせながらローガン、ようやく見てきました。
私はX-MENシリーズにはそれほど思い入れがなくて、だんだんついていけなくなってしまったのですが...
この作品は独立した作品として気に入りました。
ローラ役のダフネ・キーンちゃん、すごくよかったですね。
初期の頃のウルヴァリンを思い出しました。
ただ、個人的には、老齢のウルヴァリンは痩身の枯れた雰囲気を期待していたので、そこがちょっと・・・です。
エックスメン・シリーズ自体には、あまり思入れはないのですが、ウルヴァリンは気に入っているので、イメージと違うと、どうもひっかかります(苦笑)