入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

 ひねもす奇妙な天気かな

2013年10月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 天気:曇り、気温:16度C(昼)

 今日は昨日と打って変わって変な天気だ。朝の気温は15度を下回り、風も強く、毛糸の帽子が欲しくなったなどと独り言ちる。打ち合わせどうり鹿の処分のために4人の鉄砲撃ちが来て、その始末が終わるころにはパラパラと雨が降ってきた。しかし大して崩れるでもなく、時には薄日も射してきたりと、はっきりしない天気が終日続いた。
 
 いつものように牛の様子を見に第1牧区へ登っていくと、牛は「3本のミズナラの木」のむこうに群れをつくって、こっちを凝視している。塩でも持ってきてくれたかと、あるいは期待したのかもしれない。もしかしたら、牛は給塩のサイクルを覚えてしまったのだろうか、などという疑問も湧いた。
 ウメともう1頭の和牛は別の場所にいるらしく、それでそれぞれの牛を確認してから、2頭がいつもいる「舞台」まで下りていってみた。ところが、広い放牧地には牛の姿がない。しばらくそこで周囲をうかがっていると、ウメだけが近くを流れる沢から姿を現した。ウメもそうだが、もう1頭の和牛の腹にも子がいて、その腹のふくらみ具合から出産予定日を下と確認したばかりだった。
 和牛はホルスタインと違い人の助けがなくても出産できるようだが、早産などで母子に悪い影響が起きたりすれば、その損失はホルスタインの比ではないと聞いている。しばらく心配していると、もう1頭の和牛もようやく沢の斜面から大きな図体を現し、安心させてくれた。
 しばらくそこで2頭の様子を見ていて、カメラを持ってこなかったことを大いに悔いた。仲睦まじいこの2頭は、言葉を持たない牛同士がどのようにして意志を疎通しあうのかを、見事なまでに実演してくれたからだ。

 昨日、最近できたばかりの書店に行けば、目当ての本はなかったが、ついでに立ち寄ったコーナーにアイソン彗星について特集した本があった。この彗星は11月の27日あたりから未明の東の空で観測することができるようだが、本は天文ファンの期待を煽り過ぎではないか、などと思いながら帰ってきた。入笠にもたくさんの人が来るだろうか?

 鹿が鳴いてる。今朝屠った鹿の仲間かもしれない。また今日も一日が終わる。あとはKM子さんから(また)いただいたクロッカワで、いつものお祭りをするだけだ。
 海山さん大丈夫です。お待ちしてます。
コメント
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