入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   北原のお師匠には泣ける

2013年10月06日 | 法華道と北原師



 天気:曇りのち晴れ、気温:20度C(昼)
 牛に塩を与えようと第1牧区まで行きゲートをガチャガチャしていると、来たきた遠くから和牛を先頭にして、大喜びで。いつでもこういう行動を見せるわけではないから、やはり、こっちの給塩のサイクルが分かるのかもしれない。ハイ一列縦隊で、ヨシヨシ。
 
 今日は富士見の自転車競技があり、この牧場の道路の一部もそのコースに入っていた。そこで小黒川林道へ下るゲートの前で、係りの人と話しながら元気に通過してゆく選手を見ていると、北原のお師匠現る。
 しかし、なんとなく様子がおかしい。何か自分だけでしたいことがあるようで話していても落ち着かない。こういう時は決まって弟子に知られたくないことをしようとしているか、師匠と弟子の意見が合わないことを強行するときの態度である。師匠のキノコ採りの季節はもう終わっているはずだし・・・。そんなところへ、「焼き合わせ」で写真を撮っていたIz氏とNz氏が来たので、師匠とはひとまず別れた。
 昼過ぎてどうしているかと電話すれば、テイ沢の上流でキノコ採りをしているという返事。そんな場所でキノコ採りをするなど初耳、やはりおかしい。
 それから不肖の弟子は師匠をひとまず忘れ、第1牧区で牛の相手をしたり草や牧柵の状況を見て回っていると、師匠から電話が入った。けっこう興奮していて嬉しそう。
 ナント、お師匠は夫婦岩の夫岩(下流から見て左)に登ったというのだ。事前に話せば絶対に反対されるに決まっているからと(もちろん反対しますとも)、弟子の心を読んでの行動だったのだ。弟子は登っているのに師匠はまだだったから、それも面白くなかったかもしれない。
 お師匠はもうすぐ85歳におなりになる。そういう人が、まるで子供のような好奇心を失っていない。登路のない危険なあんな場所へ内緒で登り、そこで見付けた馬頭観音の由来にすっかり虜になってしまっている。
 本日のブログのタイトルは「北原のお師匠には笑う」だったが、改め「泣ける」にしたい。お元気でいてください。ブログが私信のようになってしまったけれど、本日はご容赦ください。
 今夜も素晴らしい星空を期待しつつ。
 
 
 
コメント
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