正月ふつか、外に出たら、田んぼの中で子供たちが凧揚げをしていた。
まだ、2017年に辛うじて転がり込んだという思いだが、立ち上がろう。大分短く感ずるようになった365日だが、後ろを押されるように峠を下り、渓を渡り、そしてまた新たな峠を目指して登っていこう。年々一歩一歩が下りも、登りも、足の重さをこれまで以上に意識するようになったし、調子づけば足を滑らせ転ぶことにもなる。散々繰り返してきた過ちを、また道中で犯すかもしれないが、願わくばそれが人生の余白少なき身、お手柔らかに願いたい。
時には清冽な水で喉を潤す時間も欲しいし、渓を渡る冷風に火照った身体を晒してもみたい。だが、もう歩くことに集中して、これまでのようにはあまり道草はしないつもりだ。
年末、元気に越年登山に向かう若い男女の姿を、お馴染みの釜トンネルの前でテレビが報じていた。その様子を見て、一瞬だが、血が騒いだ。
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