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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」 (53)

2019年11月03日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうは、昨日捕獲した鹿の殺処分を行うため、家を出たのは6時前だった。集合時間は8時との連絡を受けていたから6時半でも間に合ったが、あの通勤に不向きな山道で対向車とすれ違うのは避けたかった。それで早出したというのに、迂回路に入った途端に県外から来た乗用車と狭い道を譲り合い、その後ようやくオオダオ(芝平峠)に着くという所まで来て、今度は木材を満載した4トン車とすれ違った。まだ7時にもなっていなかった。道路の轍から、どうも重輪車らしきが先行していたようだったが、木材運搬車の運転手も車の通らない早朝を選んで、それが裏目に出たということだったのだろう。
 昨日も60代の夫婦が、あの不向きな山道を通ってきたらしく、二度と同じ道を帰りたくないがどうしたらよいかと聞いてきた。かなり苦労したらしく、車は泥だらけだった。もちろん、安全に帰れるようにしてあげた。

 殺処分は順調に終わった。ただ途中で70歳代の単独の登山者が通りすがりに「いつもこんなことをやっているのか」と、抗議めいた声で問いただしてきた。初めての人なら確かにあの銃声には驚くかもしれない。しかし、これまでにそんな言い方をされたことはなかったから「危険だと思ったら通らなければいい」と言うと、「公道だ」と言い返してきた。そんなことは先刻承知のことだし、射手は4人いて、それぞれの持ち場や、方法は決めてある。そうでなければ、最も危険なのは罠の中の鉄砲撃ちたちである。しかしそれ以上言っても仕方ないから黙った。
 気紛れで来て、テイ沢へ行くつもりだったのだろう。釈然としない気持ちが後まで尾を引いた。牛肉や豚肉、卵や鶏肉をたらふく食べながら、動物愛護を言うあの人たちを思い浮かべた。(11月3日記)

 キャンプ場に二組、6人がいる。先程牧場案内をした。この時季はまず空いているが、そろそろ小屋の方をお勧めしたい。
 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。
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