入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’24年「冬」(5)

2024年11月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨夜も雨が降ったようだ。今は上がっている。そのせいもあり、冷え込みはそれほどではなく午前7時の気温は5度と、このくらいであれば楽だ。天気は回復傾向にあり、きょうの予報は晴れ、それが週末まで続くとなっている。

 今週は北原新道の整備をやっている。何カ所か歩きにくい場所にツルハシを振るって足場を切ったり、また、以前から気になっていた少々危険な急な登路には迂回路を作ろうとしているが、始めてみるとこれが思いの他に厄介な仕事で、果たしてうまくいくかまだ分からない。
 
 それにしても、このクマササの生い茂る急な斜面に刈り払い機1台で、よくもこれだけのことを一人でやったものだと、改めて師の熱意に、努力に感服してばかりいる。
「折り返しを1回だけのVにせず、2回のWにすれば、もっと勾配も緩くて済んだのに」などと知ったか振って、今は反省している。

 10年以上前だが、林道からの取り付きに丸太で階段を作ったり、迂回路を設けたこともあるし、今やっている先にも簡単な迂回路を作ったことがあるが、その時はそれほど大変だとは思わなかった。お師匠の目の前で、多分得意げにやったくらいだ。
 それと比べて、北原新道と言えばまず思い浮かぶのは、急な登りを刈り払い機をかかえるようにしてやる毎春の草刈りだった。しかし、今回やってみてとてもその比ではないと痛感した。
 それにしても、そもそもお師匠はなぜあの斜面を選んだのか、どのようにして刈っていく方向を見定めたのか、一度はやり直しをしたとは聞いているが、今となっては分からない。日朝上人の導きがあったのかも知れない。
 
 テイ沢の南斜面の伐採が始まって、重機の動く音や、チェーンソーの音が北原新道にいるとよく聞こえてくる。あちらは最新の機械だが、それでも山仕事が大変な作業であることに変わりはない。勝手に連帯を感じている。こちらは急がずに、暇を見て少しづつやる。

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 本日はこの辺で。

 


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