入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「冬ごもり」 (52)

2020年01月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 再録でもと思ってこの時季の古い写真を探していて、つい一年前の呟きを"聞き"返すことに。それにしても、よくもまあダラダラとここまで続けてきたと、自分でも呆れる。退化しつある脳のどこかに異変でも起きて、そこだけが活性化し始めたとも思えないから、多分これも野生化の予期せぬ副産物だと思うことにした。
 
 近くの駒ケ根市の市長選の記事に、ある候補者が、同市が「市町村財政の健全性を示す『将来負担率』全国ワースト5位」だと言ってると知り、驚いた。名の知れた企業も来ているし、観光でも中ア駒ケ岳のお膝元として年間を通して訪れる人は数多い。だからてっきり、財政状況は良いとばかり思っていた。
 その候補者も、駒ケ岳を「地域の宝」と呼び、地域経済のために観光事業をさらに積極的に進めていくと訴えていたらしい。今や地域経済活性化には切り札というか、同義語のようにどこでも観光振興が語られるが、一体どれほどの市町村がそのうま味を味わうことができているのだろう。市町村が直接、あるいは第3セクを使い、民間並みに上手く運営できるなら財政に寄与するかも知れないが、観光客が増えたからといって、それがそう簡単に財政を潤し、地域の活性化に繋がるのだろうか。そのためには「おもてなし」の投資だって大きかろうに。
 先の駒ケ根市などかなりの優等生だと思っていた。早太郎伝説の名刹光前寺や、2千600メートルの千畳敷までロープウエイが通年営業しているし、口惜しいことにいつの間にかソースカツ丼だって伊那ではなく、駒ケ根の名物になってしまっている。それでいて、その候補者の言う通りなら、観光事業は言うほど簡単ではないということを、他ならぬ駒ケ根市が示しているのではないのか。
 履物屋が蕎麦屋に衣替えしてスッカラカンになった人を知っているけれど、そんな失敗例を持ち出してまで観光や入笠牧場を語れば、こじつけが過ぎると言われそうだが、なら「餅は餅屋」でもいいけれど、軌道に乗せるまでには相当の金と時間を要し、その間にも知識、情報、経験などの蓄積が必要になるだろう。しかも、それで必ずしも成功するわけではない。
 ところでその入笠牧場、すでに雪のよう。天気予報はこの辺りもかなりの積雪になると警戒を促しているが、明朝は雪掻きになるか、ウーン。

 K戸さん久しぶり。そう、あれで分かったとなると「おぬし、やるなあ」でござる。当面あれは、敢えて公にはしないつもり。ところで「美し」は、その名の通りでござったか。楽しめましたか。ご一族によろしく。

 一応、今年度の「冬季営業」の詳細については、下線部をクリックしてご覧ください。



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