入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

山のことなど、・・・ちょっと

2013年07月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
            塩につられた牛が 

天気:曇り時々雨、気温:19度C

 山の良さを味わうなら単独、山の楽しさを求めるなら気の置けない仲間と、という程度のことは思うが、それ以上は何か特段の考えがあるわけではない。長い間、本当に山が好きなのかも覚束なかったほどだから。

 この頃、富士見側のゴンドラを利用した高齢の登山者をよく目にする。「どっちの道がラクなの?」とか、「またここに戻ってくるの?」とか、いきなり訪ねられて驚く。いくら年寄でも、ご自分が登ろうとしている山の正確な名前やコースぐらいは、甘えずにちゃんと知っておいてもらいたい。公園じゃないんだから。こうした態度と中高年の遭難事故の原因とに、関係がなければよいが。不測の事態も考えておかねば。

 3連休の出だしは生憎の天気。しかし、元気な6人のパーティが小黒川林道方面に向かっていったり、感じの良いご夫婦がテイ沢を下ってこられたり。また、幾人かの登山者らしき姿も。

 伊那側にはまだ閉鎖中の登山路が2本あるけれど、どうするか決心しかねている。

 捕獲された鹿
 
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本日最高気温27度Cを記録

2013年07月12日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:晴れ、気温:27度C

 午後の見回りで、いくら数えても2頭少なく、就中No.19は要注意の牛。こういう場合、どうしても事故を連想してしまう。しばらくあっちこっち探して、幸い「舞台」のそばの湿地で横になっている1頭を発見。No.17であった。群れから離れて単独でいるのはどうしたことかと様子をみてから立たす。格別おかしなふうもなく安堵。

 見回りの際は鈴をつけているので、牛はそれを聞きつけたらしい。遠くの森の一段高い丘に牛が現れる。急いで行ってNo.19であることを確認。ヤレヤレ。この牛は徐角といって、角を落とす際の処置がよくなかったよう。

 暑さを避けて午後になると、牛は「御所平」の濃い日陰に移動する。しかし時には、この牛たちのように、群れから離れて管理人の手を焼かす。

 塩をねだって
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山室川の聖人のこと

2013年07月11日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:晴れ、気温:25度C

 此処へは毎日標高差1,100メートルを登る。片道約1時間と少々、40キロの道のり。

 途中、山室(やまむろ)、荊口(ばらぐち)、芝平(しびら)という山奥の集落を通過する。山室川を渡る手前に、大きな総二階の家があり、かつてはこのあたりも養蚕が盛んであったころの面影が残る。しかし今は、典型的な過疎地。

 荊口で見かける年の頃80歳を過ぎた小柄な老婆、2,30坪ほどの畑に出てよく野良作業をしている。ご主人には先立たれたのだろうか、いつも一人でいる。足が悪いようで、小さな乳母車に頼ることもある。さして肥沃とも思えぬ土地を春から草をむしり、種を撒き、丹精込めて野菜を育てている。今朝はインゲンを収穫していた。

 そういう姿を目にする都度、癒される。ありがたさのような気持ちがわいてくる。もう大方のことは済んで、いつお迎えが来てもいいというふうに見えてしまう。格別の楽しみがあるでなく、朝起きて野良に出て、小さな体を動かし、夜が来れば寝る、それだけの毎日が続く。大地の恵みだけで暮らし、不満も執着もなく、達観している人に見える。

 一度声をかけてみたい誘惑を、まだ抑えている。


 Jaxaの入笠山光学観測所
 
                  夏の雲とダケカンバ
                  

 
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また、夏の夜空が帰ってきた

2013年07月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:晴れ、気温:25度C

 一昨日は思いがけなくも新月という幸運。夏の星空に、リサ・バティアシュビリのバイオリンの調べも流れるという、結構な舞台設定で一人星空観賞会が始まる。
 
 目に見える星の多くは、長いながい旅の果てにようやく地球に届いた光。琴座のベガも20数年をかけている。すぐ手の届きそうな頭上の星ぼしが、実際は気の遠くなるような遥か彼方、遠方の存在。そう納得するのがむずかしい。
 
 草原に寝ころび、星座に名を付け酔っぱらっていた羊飼よ、牛飼いよ、あなたたち先輩は、この宇宙をどのように考えていたのだろう。
 
 宇宙が誕生してから137億年。想像することすらできない時間。最もわれわれに近い恒星ですら、光の速度で4年以上もかかる。その広大さ。ボイジャーなら、何万年を要すだろう?
 
 神がいてもいい。しかし神ですら多分、この壮大な宇宙を知ることは、・・・なかったろう。

 その宇宙を、眺めている。


                         
 
 
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1,800メートルの草原の風、あなたの許へも届くように

2013年07月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:晴れ、気温:25度C(正午)

 山小屋「農協ハウス」


 玄関

 台所

 48畳の部屋は4つに仕切ることも
 
 食糧と飲み物さえあれば、あとは大丈夫。
 
 冷蔵庫冷凍庫:各2
 ガス炊飯器:2
 ガス台:2
 食器・寝具
 以上の使用料は宿泊料金に含まれます
 料金:2,500円(1名1泊)但し会員は2、000円

 どうも本格的に梅雨が明けたよう。きれいな青空が広がっている。
 今夜は帰るのを遅らせて、久しぶりに梅雨明けの夏の星空を眺めていくつもり。鹿やイノシシのようすも調査しておかねば。下で帰りを待っている2匹の犬たちには少しかわいそうだが。
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