思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

夜景(夕景)撮影のススメ

2008年10月14日 19時31分28秒 | 風景・散歩・旅
今日は、夜景・夕景の撮り方に特化した記事にしてみます。長たらしい解説に終始するのは確実なので、文章を読むのが苦痛な方は華麗にスルーを推奨します。最近の人ってのは、5行以上の文章を読まない人が多いですからねぇww

※写真は、F8 15秒 マニュアル露出 で撮影した物です。

機材: カメラ・三脚・水準器(レベラー)・防寒着・懐中電灯

カメラの選定: 別に何でもいいです。ケータイは難しいかな。だって、三脚に取り付けるねじ穴無いでしょw あと、ケータイは何でも無難に写そうとする仕様なので、基本真っ黒な夜景は黒く写しません。明るくしようとします。

夜景モードが付いていれば、それに合わせて下さい。一眼レフタイプなら、M(マニュアル露出)モードを使いましょう。シャッターは、セルフタイマーを使います。ボタンを直押しするとブレる為です。リモートケーブル(ケーブルレリーズ)が使えるなら使った方が良いです。でも、無しでも撮れますよ。

三脚の選定: 別に、頑強で巨大な物は要りませんが、望遠で撮りたかったり、機材重量のある場合には巨大で頑強な物を使って下さい。ぶれますw また、高さは150cm以上に伸びる物が使いやすいですね。小さくて軽い物は、持ち運びには便利ですが、ブレを抑える効果も弱いです。耐荷重にも難があります。風のある日などは、カメラを巻き添えにして倒れる可能性もあります。

水準器の選定: X-Yの2軸タイプが使いやすいです。ハクバなどから出ていますので、是非入手しましょう。2千日本円くらい。夜は水平直角を出すのが難しく、ファインダーや液晶モニタに頼っても、良く分かりません。サッサとレベラーを使いましょう。ホットシュー(外部フラッシュを付けるトコ)が無くても、カメラボディにチョコンと乗っけて合わせるだけでも、結構合っている物です。両面テープでの固定はお勧めできません。コンデジ等にプリントされている文字が剥離する事があります。

防寒着の選定: 夏は夜露があります。薄手の物でも良いので、一枚持っていきましょう。秋~冬は普通に寒いです。標高のある場所での撮影時は、真冬装備で行きましょう。帽子は、アゴヒモ付きが良いです。風の強い日には飛びます。パーカーなどのフード付きなんてのは便利ですね。手袋も持っていきましょう。結構見かける行動パターンは、折角来たのに寒さに耐えきれず、5分も居ずに帰る人。まぁ、帰るのも自由ですが。

懐中電灯の選定: なんでもいいですw 手元さえ見えれば。

その他: 結構湿気を喰らいますので、機材はカバン等に入れましょう。カバンの蓋を開けっ放しにしていると、中身がびしょ濡れになってしまいます。確実に閉めましょう。

撮り方: コンデジの場合、シャッターボタンを直押しせずセルフタイマーを使います。多くの機種が2秒・10秒のいずれかが使えます。夜景撮影では、相手は先ず動きません。(動く物は写せませんww) なので、セルフタイマーで大丈夫。

一眼レフタイプは、セルフタイマーにプラスして、低振動モード(ミラーアップ)を使います。カメラの設定を確認しておいて下さい。こうすることで、シャッターボタンを押してから数秒後にミラーが上がり、更に設定した数秒後から露光が始まります。ブレを防ぐのに、非常に有効です。リモートケーブルが有るなら、それを使うと楽です。リモートケーブルの利点は、バルブ(露出しっぱなし)の時間を任意で決められる点にあります。ブレも防げますしね。ただ、夜景の場合は、タイミング命という程でもありませんから、必須アイテムじゃないです。デジタル一眼の場合は、バルブ時間にリミッター(制限装置)があります。なので、上限時間を設定しておけば任意時間の露出も事実上可能です。

露出設定: コンデジの場合、カメラを信じるしかありません。

一眼タイプの場合、M(マニュアル露出)モードにします。夜景のイメージによって、露出は超アンダーになる事もありますから、優先AEでは使いにくい事も多いです。F値は8~11が使いやすいです。露出時間は、相手が動かない場合で、尚かつ照明が少ない無い場合は10~30秒で撮り進めます。デジタル一眼なら、液晶モニターでプレビュー出来ますから、写り具合を確認して露出時間を変化させます。現在の機種なら長時間露光NRが掛けられますので、夜景撮影では積極的に使います。※大概の機種で、液晶パネル上に『NR』の表示が出ていれば有効になっています。

注意点: 大都会や工業地帯では照明の量が凄いので、1秒要らない事も多いです。適時加減しましょう。人影を写したくないなら、絞るかフィルターを使って長時間露光すると写りません。

船の場合、風や波で船が揺れます。気象条件によっては撮れない日もあります。

撮りたい物を絞りましょう。黒い部分が不自然に多いと、締まりのない写真になる場合があります。都会では大気中の浮遊物が多く、黒が黒になりません。グレー等になってしまいます。

フラッシュは使いません。元々、内蔵フラッシュなんてのは、精々1m程度しか飛びません。高感度にセットしても5m程度までです。大光量タイプを用意しても、遙か彼方の被写体には届きません。スタジアムなんかで、観客席でフラッシュがピカピカ光る映像を見たことが有るかと思いますが、全然届いていません。無駄です。無理です。無茶です。まぁ、観戦している家族やお友達の姿を撮っているなら別ですが。

ホワイトバランスは、コンデジの場合、オートにしてしまった方が楽だと思います。青い夜景が撮りたければ、電球に合わせましょう。デジ一眼の場合、是非 RAWで撮ることをお勧めします。現像時に、自分の好きなようにホワイトバランスを変更出来るからです。夕景の場合は、基本太陽光ですが、照明とミックスになる場合には色々変えてみて、自分のイメージに合うよう調整出来る方が、後の楽しみ方も広がって良いでしょう。



じゃぁ、ガンバレやww と、長々と読んで下さった人の神経を逆撫でしておきましょうかww 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする