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500円硬貨「も」ご使用できます

2008年10月31日 23時02分40秒 | 日常的電脳日記
今日は、物の大切さと、長年生き残ってきたラッキーさに感謝する記事です。

えー、場所までは詳しく書きませんが、自動販売機であります。正直、「あたらシール」が堂々とアピールされている点から、相当古い代物であるのは明白です。これは、東芝電池株式会社が電池の自然放電及び、偶発的接点接触による放電や事故を抑止するために取り付けた物です。結構強力に張り付いていまして、端子部はミシン目のお陰で綺麗に撮れるのですが、基部はバッチリと張り付いて取りにくい。

でも、綺麗に剥がしてみたくなるのが人情。オイラも当然、綺麗に剥がす選手権に参加した一員であります。

でも、今回最も注目していただきたいのは、「500円硬貨『も』ご使用できます」の一文。500円硬貨が登場したのは1982年の事でした。と、いうことはですよ、この自動販売機は、少なくとも500円対応改造を受けたか、500円が普及し始めた頃に製造されたであろう事は間違いないのであります。

スッカリマッチロになっちゃって・・・ でも、側面の「キングパワー」は、緑を保ってたりするんですよねww 元の色が全くワカンネ。ネットで色々調べてみたら、赤とか緑の兄弟達が居たようですが・・・

今はもう、動くことはありません。よーく見てみると、売っている商品は「ナショナル電池」だったりもします。でも、かれこれ四半世紀を屋外で過ごしてきたわけです。電池の自動販売機なんて、正直、現代では商売にならない機械なので、多くの兄弟は天に召されたはず。この機械も、色々なお客さんに電池を買って貰ったという思い出があるに違いないのです。

スクラップにされることもなく、ヒッソリと路地にたたずむ「電池の自販機」。人間だって、非常に大きな視点で見れば、ラッキーの塊で長寿を全うできている訳ですから、たとえ機械でも、長年生き残れている事を素直に祝ってあげたいと思います。

※東芝は2008年に乾電池の生産から撤退しました。電池及び、電池関連機器の販売は引き続き行っています。
コメント (2)
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