思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

2010年 航空自衛隊防府北基地航空祭

2010年06月08日 21時52分07秒 | 航空機・艦船・ミリタリー等
そんな訳で、今年も航空自衛隊の防府北基地航空祭へ行ってきたのであります。この基地は、航空学生課程といって、将来のパイロットを養成する学校です。初等練習機を用いて訓練を行い、その後は、高等練習機に移っていったり、他の航空機や、航空機運用の為の施設での任務が待っています。そういう事なので、航空学生のモチベーション維持の一環も兼ねております。

尚、航空学生によるドリル隊が編成されます。これは、パイロットとなった時に編隊を組んだり、チームで飛行したりする時の訓練を兼ねています。近代の航空機戦は、個人プレーは有りません。飛行編隊で戦う様になっています。その時、難しい状況下でも我慢や冷静な判断が出来ないと困るので、難しい演目をこなす必要のある「ファンシードリル」を行うのです。が、オイラは、今年「もw」撮りませんでしたw だって、人多過ぎな上にですよ、最近は前に陣取っている人が座らなかったりw 2~3列目に居るにも関わらず「脚立w」を使って撮影したり、人混みで「日傘ww」を使ってみたりする人が沢山いましてねぇw 話にならんのですわww

前に陣取ったら座れ! 脚立は持ち込み禁止の基地も有るくらいだと認識し、使うなら最後列で使え! 日傘は目を突く可能性がある、危ないから使うな! って言いたいけど、余りに人数多すぎてねw もう、言わないです。直接はねw 直接言って揉め事になり、警備の隊員の御厄介になったりすると、今後、出入り禁止になりかねないですしねぇ。情けねぇ世の中です。

まぁ、愚痴とか不平不満とかはコレくらいにして、写真を御覧いただきましょう。

1:オープニングは、当基地の初等練習機である富士重工業のT-7です。先頭を飛ぶのは、毎年恒例の「特別塗装機」です。


2:今年の特別塗装機は、赤でしたw 55周年という事で、とにかく目立つというか、インパクト重視でしょうな。個人的には、2006年の「フク」(※山口県では、フグの事をフクという地域が有ります)なんかが好きでしたなぁw まぁ、アレはアレで、イワシみたいに見えちゃったんですけどねぇ。


3:防府北ならではの、T-7による10機の編隊飛行。デルタ隊形で飛んできます。乗っているのは教官。操縦技術はもちろん、折り紙付きです。


4:航空学生に見せつけるため? 航空自衛隊保有の航空機が航過飛行を行います。宮崎県の新田原基地からF-15戦闘機です。日本の国防を担って、既に30年近く経過しております。しかし、コンピュータに頼らない、手動操縦可能な戦闘機の中では、今でも最高の運動性能を発揮します。機体番号から、左がF-15DJ、右がF-15Dと判別出来ます。


5:こちらは、民間でも使用されている連絡輸送機T-400です。ビジネスジェットとして作られている事も有って、かなり音は静かですよ。


6:航過飛行を終えて防府北基地へ着陸したT-400は、整備点検を受けます。航空機には、整備兵が欠かせません。特にジェット機になってからは、異物を吸い込んでいないかを確認する必要が大きいので、入念に行います。ヘリコプターなんかも、相当細かく点検します。実は、ヘリコプターの操縦ってのは、航空機の中でも難易度が高いんです。


7:今年は、エアロックが飛ばないことも有って、かなりユッタリとしたスケジュール。お昼休みも長めとなりました。で、問題は「昼飯の調達w」。以前は、格納庫の裏にある道路に販売テントが並んだのですが、今では、裏のグラウンドに、数列の設営となっています。お陰さまで、砂ボコリが凄いんだww しかも、人が集中するのに通路は狭いから、大混乱は当たり前ww 結局、展示を見ずに食料調達をしておくか、水分補給程度に留めて昼食を見送るか、持ってくるかになりますなぁ・・・ んー・・・ お祭りなんだけどなぁ・・・ カメラとレンズが真っ白になってましたねぇww こんな時でも、オリンパスなら「チョコッとだけww」安心ww 入念に砂ボコリを払うのに手間を食いましたです。


8:OH-6観測ヘリコプター。オイラ、このヘリは大好きです! 綺麗なタマゴ型でしてねw 愛嬌があります。視界も広く、良いヘリコプターです。アメリカの愛称も「フライングエッグw」という、そのまんまな呼び名らしいです。でも、既に後継機種も決まっており、何時まで見られるか分かりません。まぁ、当分の間は現役かと思いますが。


9:F-4EJ改ファントム戦闘機。この戦闘機、オッサンには馴染み深い戦闘機。実の所、元々艦上戦闘機だったりしましたし、戦闘機というよりも、戦闘爆撃機として優秀だったりしたので、日本がコンピューターを更新して使い続けている事の方が驚異的なのかも。過去にも書きましたけど、昨今のF-X選定問題は、このヒコーキが発端でした。初期設計を勘定に入れたら、既に60年近く昔の戦闘機なんですよね・・・ これまたお馴染みの、「新田原のカエル!」です。


10:では、ここからはブルーインパルスの写真をお届け。岩国で撮りそこねちゃった「バックトゥーバック」という、飛行機の腹どうしをくっつけて飛行する演目も、2度目にして捉えることが出来ました。あ、実の所、前回も捉えてたんですが、見事なピンぼけだったんですよねw オリE-3のコンテュニアスAFは、笑える余裕のある者しか使っちゃダメみたいです。3年使っていても、納得行きませんけどねw 今回は、当然シングルAF+MFですww





11:さて、ブルーインパルスも、例年に比べて地味に帰っていっちゃいました・・・ んー、燃料の問題か? 去年までは、アナウンスと共に各機が滑走路上空を航過飛行して、リモートによる飛行展示ならではの楽しみが有ったんですけどねぇ・・・ で、地上展示の(福岡)芦屋航空基地所属のT-4が、帰り支度を始めました。そう、防府北基地のお楽しみは、まだ続くのですw


12:このAH-1戦闘ヘリコプターは、13航空隊所属なので、別に戻っていくわけじゃないですw でも、浮上して機体を左右に振り、「バイバイ!」をやってくれます。そりゃぁ、事故が有ってはマズイので、微妙にですけどねw 以前は、非常によく分かるバイバイ!でしたがw


13:T-4が離陸して、所属基地へ帰っていきます。このT-4は練習機として作られたため、音速は出ません。代わりに、燃費が良くて、音が静かという特徴があります。まぁ、それでも騒音の苦情は来るんですけどね。確かに、基地周辺で暮らしていて、毎日聞かされるとカナワンだろうなぁ・・・ ある意味で、国防のために協力して頂いているという事に感謝します。


14:T-7によく似ていますが(厳密には、全く似てないw)、コチラは海上自衛隊の練習機であるT-5です。海上自衛隊は大型機が多いので、操縦席も大きく広くなっています。まぁ、なんの事はない、横に2名座る(最大乗員4名)訳ですがw 前後に座るなら、まだ息抜きもできるけど、横はキッツイなぁw 去年は、飛び立った後に旋回して来てw コントロールタワー付近をグルリと飛び去りましたが、今年は普通に飛んで行ったw やっぱり、不味かったんだろうかww


15:で、コレ、移動式トイレですw 岩国基地の移動式トイレは洋式でしたからw 簡易トイレの洋式って事は、コンニチハって事なんでww 作りもアメリカンですし、慣れないとキッツイばかりですよホントww やっぱり、日本のメーカーが作ったトイレは良いなぁ。。。 和式の方が、汚れないですよ。まぁ、使い方次第でしょうけどねw 


16:それもこれも、隊員の方々が、給水やペーパー類の補充をシッカリやってくれているお陰です。本当にありがとう御座います。やっぱり、日本人ってのは、ダメになったダメになったと言いつつも、少なくともアメリカよりは、気を遣ってくれる「気質」なんでしょうね。



防府北基地の皆さん、今年もありがとうございました。非常に楽しめましたです。少しノンビリとした雰囲気が、いいんだよなぁ。

あと、エアロックが事実上「終了」したので、サニー横山さんを含めたスタッフの皆さん、また、防府北で飛んでくれる日を楽しみにしています。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 弱い、弱すぎるぞカープww | トップ | '10春 バラ「グレーパール」 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (理彩也)
2010-06-09 10:26:40
おはようございます^^
Anniversary55というのは、この日のために塗装したって事ですか?
んで、終わったら塗り替えしちゃう・・・とか?
歴代の特別塗装の機体をズラーっと並べて展示するのも面白そう^^
維持が大変そうだけれど。。。^^; 

教官の飛行体はサスガに綺麗な編隊を見せていますね!!!
しかし、この飛行機って紙飛行機と同じ形だね? (笑)
この飛行機がモデルなのかな?
T-4 、T-7と言われて言う機体は日本らしい色遣いに見えますが
そこら辺はイメージして造ったのでしょうね、きっと!!!
あ、そうそう・・・
コンテュニアスAFって使ったことがないけれど
日舞の舞台でも有効かなぁー?
今度、激しい踊りに使ってみようと思うけれど
どんな点に気をつければいいですか?

んで、昼食はとれたのかしら?
理彩也だったらパンでも持って行くかも? 
お腹が空くのは我慢できない^^; (笑)
それに、こういう場所にトイレは必須^^;
こういう場所に女性は少ないかも知れませんが
必ずトイレはチェックしておく理彩也です!!!

しかし、見応え十分な防府北基地航空祭でしたね♪
返信する
航空祭! (大ペケ)
2010-06-09 19:02:54
>理彩也さん
そーなんですw 特別塗装機は、毎年行事に
合わせて塗装され、翌年には異なるデザイン
となります。通常時は、他の機体と同じ塗装
です。

これもね、共同作業課題の一環です。

ヒコーキってのは、シンプルな方が無理なく
飛ぶんですよねw 軽く頑丈に作れるし、
燃費も稼げます。音だって静かになりますよ。
でも、性能を追求する程に、操縦は困難とな
り、燃費は悪くなり、コンピューターの支援
が無いと、普通に飛ぶことすらできなくなる
訳ですw

だから、模型飛行機みたいな格好が、一番
基本的ってコトですなw

さて、日舞を撮影するなら、やっぱりS-AFで
ピント固定でしょう。ある程度絞って撮る事
になりますし、一部分をアップで切り取る
撮り方で無い限り、十分対応できるかと。
C-AFで撮るなら、どこへピントを合わせるの
か、事前に決めておくのが大事ですね。
目であるとか、指先であるとか、姿全体を
見せるのか。

他にも、止めて撮るのか、ワザとスロー
シャッターで被写体ブレさせて、動きを表現
するのか。そういうのも有りますなぁ。

理彩也さんなら、「決めポーズ!」がドコで
入るのか、良く知っているはずなので、意外
に簡単かもしれませんよ!

あ、昼飯は諦めましたwペットボトルのお茶
で済ましたですw

防府北基地は、ノーンビリが良いのです。
返信する
Unknown (九州急行)
2010-06-10 21:06:48
自分は今回初めて「バック トゥ バック」を
見たんですが、想像以上にスピードが速くて
迫力満点でしたね。
肉眼で見れて満足でした。
(写真は見事に片方しか写ってなかったなあ、
目が追いつかないw)
返信する
エアーショーの楽しみ方は (大ペケ)
2010-06-12 12:46:45
目で見るのが一番楽しいですよw オイラも、
今回は「目」で見てる時間が長かったです。
特に、頭上を旋回していくような課目では、
飛行機の機動の美しさってのもあって、いい
のぅって感じましたものw

さて、バックトゥバックに関しては、賛否両論
なんですよ。互いに上側同士を向ける
「カリプソ」という課目も、今年のブルーには
あるのですが、あまりやらないみたいです。
基本的には、両方とも本来は3・4区分の課目
なので、今回の防府北みたいに1区分では実施
しないのかも知れませんね。

個人的には、縦系サンライズは廃止して、全て
横系サンライズにしてもらいたいww
(サンライズとは、演技の最初の方で行った
ループの頂点から降下し、5方向へ散開しつつ
スモークを焚くというヤツです)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

航空機・艦船・ミリタリー等」カテゴリの最新記事