録画した「そして父になる」(是枝監督自ら再編集した特別版)を再生した。
特別版とのことだが 今回が初見なので、違いは分からない。
民放での放送だったのでCMが何か所か入り、録画再生なのでその都度その都度CM飛ばしをしていくうちにストーリーに乗れなくなっていく。
産院での実子取り違えが起きてしまったことに 6年もの月日が流れてから知ることとなる、二組の家族。
その激情をあまり感じることがないままに 映画は再生は進んでいき、つかみどころを探しながら見ている私のところに 「押入れ」のシーンが現れた。
ガツンと音が聞こえたような気になった。
慶多の精一杯の矜持を感じた。
もうその後は どのシーンが出てきても、涙涙涙。
目の奥鼻の奥が痛い~。
良多はそして父になったのかもしれないが
慶多は慶多に、そして
琉晴は琉晴に 痛みと苦しみと喜びも安らぎも ♪ 全部だきしめて 大きくなっていく。
と書き切れるほどの愛(情)の存在を
(前半乗らなかった割には!)見終わった頃にはひしと感じることとなった。
愛はそこにあるものなのか。
愛はそこに育つものなのか。