尋ね人の時間。
私一人で尋ね人の時間。
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“椅子よ、椅子。ちょっと私も、舞い上がります。様式とか全然詳しくないんですが、椅子って何というか、求心力があります。(単に好きって事かな。)今 自分が座っている椅子は、「HSKの横置き丸太を突いているキツツキ」(1952年~1969年)マークのもの。座っていると 幸せです。”
その椅子は なにげない通販サイトにあったもので そのサイトには
ちょっと古いちょっと懐かしい良き商品が
ぽつぽつと 新着情報 にやってきては
すぐに 売り切れ と変わっていっていた。
毎日のように見に行っては楽しんでいたのですが
少し間が開いたある時
そのサイトを見つけることができなくなっていた。
色々検索してみたけれど現れなかった。
「やめてしまったのかな。ちょっと残念。」
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写真片付けを再開した最近、
古いメールの内容を確認したくなったことが出てきて
古いフォルダー内を広げていたら
キツツキ椅子の購入の時にやり取りしたものがついでに現れた。
あ。
相手の担当の人の名前が そこには載っていた。
(当時はサイト名までで、担当者名までは意識していなかった。)
その人名で検索してみると
こども年齢の人でも多分知っているマークの賞の
椅子部門の受賞者欄が現れた。
古いメールの日付は10年ほども前のもので
受賞者欄の年度は6年前のものだった。
同姓同名だろうか。
所属されている企業所在地と
古いメール内の相手の連絡先の都道府県名は同じだった。
たぶん。同じ人かな。
同じ人だと思うと
受賞おめでとうございます、なんて言葉も勝手に湧き出てきて
ホントに勝手にほっこりしてしまった。
なんだか暖かすぎるけれど 11月の 椅子を巡る 尋ね人の時間。