久しぶりに乗った路線。終点は次の次だ。
風景は変わったのかそうでもないのか、移り行く車窓先の眺めを追っていた。
駅に着き、そのホームに並んでいる人たちの中で
本を読みながらドアの開くのを待っている人に気が付いた。
本にのめり込むような姿勢で一心に読んでいる。
何を読んでいるんだろう。題名が気になるほどののめり込み様だった。
その人は読んでいる姿勢のまま開いたドアから器用に車内に入り
たまたまにも 私の隣りの席に座った。
何を読んでいるんだろう。
気になってちらちらお隣りに視線を送ってしまった。
その人が読んでいたのは、
「いいたいことがあります!」という題の本だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
終点に着き 私もその人も乗っていた他の誰もが次の行動に進み、事は終わったかのようだった。
けれど。
「いいたいことがあります!」気になるではないか。
で 読んでみた。魚住直子著 2018年刊の本。
「絵本は表紙から裏表紙まで」みたいなことを見聞きしたことがあるが
こちらの作品のジャケットカバーはそんな風につながっている。
これは確かに「いいたいことがあり」そうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「小学校6年生の陽菜子は、
お母さんから家事も勉強もちゃんとするようにいわれている。
洗濯物をたたみ、食器は洗い、料理のお手伝いもする。
でも、お兄ちゃんはいそがしいから、家事はしなくていいらしい。
納得できない気持ちをかかえるある日、…」
(ジャケットカバーそでに印刷されていた、作品紹介より。)
風景は変わったのかそうでもないのか、移り行く車窓先の眺めを追っていた。
駅に着き、そのホームに並んでいる人たちの中で
本を読みながらドアの開くのを待っている人に気が付いた。
本にのめり込むような姿勢で一心に読んでいる。
何を読んでいるんだろう。題名が気になるほどののめり込み様だった。
その人は読んでいる姿勢のまま開いたドアから器用に車内に入り
たまたまにも 私の隣りの席に座った。
何を読んでいるんだろう。
気になってちらちらお隣りに視線を送ってしまった。
その人が読んでいたのは、
「いいたいことがあります!」という題の本だった。
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終点に着き 私もその人も乗っていた他の誰もが次の行動に進み、事は終わったかのようだった。
けれど。
「いいたいことがあります!」気になるではないか。
で 読んでみた。魚住直子著 2018年刊の本。
「絵本は表紙から裏表紙まで」みたいなことを見聞きしたことがあるが
こちらの作品のジャケットカバーはそんな風につながっている。
これは確かに「いいたいことがあり」そうだ。
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「小学校6年生の陽菜子は、
お母さんから家事も勉強もちゃんとするようにいわれている。
洗濯物をたたみ、食器は洗い、料理のお手伝いもする。
でも、お兄ちゃんはいそがしいから、家事はしなくていいらしい。
納得できない気持ちをかかえるある日、…」
(ジャケットカバーそでに印刷されていた、作品紹介より。)